「あたらしい」と言いたいときに « neuf » と « nouveau » どっち?と迷います。
日本語では「あたらしい」一語でささっと表現できるのに、フランス語では使い分けないといけないなんて、なんとややこしい!
今回は « nouveau » と « neuf » の違いについてです。ご心配なく、カンタンですよ〜!
形容詞【neuf(s)♂ neuve(s)♀】について
反対は « vieux »
形容する名詞のあとにつきます。もし名詞のまえに « neuf » があったらそれは『9』です。
« Neuf » は今まで一回も使われたことがない『新品まっさら未使用』をあらわします。
un pantalon neuf 「新品のズボン」 古着でなくまっさらのズボン。
une robe neuve 「新品のワンピース」 古着でなくまっさらのワンピース。
un appartement neuf 「新築のアパート」中古でなく建てられたばかりのアパート。
そして『新品まっさら未使用』以外の意味での『あたらしい』は « nouveau » をつかいます。
形容詞【nouveau(x)】【nouvel(s)♂ nouvelle(s)♀】について
反対は « ancien »
« nouveau » はほとんど名詞のまえにおきます。
le nouvel an 新年
un nouveau professeur 新任の先生
une nouvelle copine 新しい彼女
un nouvel élève 新入生
un nouveau modèle ニューモデル
un nouveau virus 新ウイルス
un nouveau livre 新刊本 (例) 〇〇氏のあたらしい本
un nouveau style 新スタイル
un nouveau gouvernement 新政権
ちなみに « une nouvelle voiture » と « une voiture nouvelle » のちがいについては« Nouveau » って名詞の「まえ / あと」でどう意味がちがう?で解説しています。
まとめ
Elle n’est pas neuve, ma nouvelle voiture.
「私のあたらしい車、新車じゃないの」 つまり中古車ってことですね。
Il est quasiment neuf, mon nouvel iPhone !
「私のあたらしい iPhone、ほとんど新品なの」 中古で買ったけどほとんど使われてなくて新品同然。 quasiment [ka.zi.m̃ɑ] 副詞 = presque「ほとんど」
「新品まっさら」なら « Neuf » を、それ以外の「あたらしい」の意味なら « Nouveau » をつかいます。
以上 « nouveau » と « neuf » のちがいでした。