初級フランス語・動詞「知ってる」【Connaître と Savoir】のつかい方。

みなさん、こんにちは。

今日はフランス語の動詞【Connaître と savoir】の使い分けです。

日本語の動詞「知ってる」は、フラ語では「Connaître」と「savoir」

この２つを使い分ける必要があります。

使い分けにはハッキリしたルールがあるので、それを頭にタタキこんだら大丈夫。

それではどうぞ、ごらんください♪

【Connaître と savoir】の使い分け

使い分けの決定的な点は、動詞の後に「名詞・動詞・節のどれが来るか」です。

【connaître】は後ろに「名詞・名詞句」がきます。(節・動詞はこない)

【savoir】は後ろに「動詞原形・節」がきます。(稀に具象名詞もくる)

それではもう少し詳しくみていきます。

まずは【connaître】次に【savoir】の順です。

【connaître】

まずは【connaître】活用の確認。

活用を確認したら、つぎに使い方をみてみます。

【connaître】の使い方。

意味

「その存在やそれに関する情報を知っている」というのが基本ニュアンス。

使い方

Je connais cette chanson.
「この歌しってるよ」
聴いたり歌ったりして知ってる。

Je connais son père.
「彼のお父さん知ってるよ」
面識がある。

Je connais Paris.
「パリ知ってるよ」
訪れたことがある。

Il connais bien son métier.
「彼は自分の職を熟知している」

つぎに【savoir】をみてみます。

【savoir】

まずは【savoir】の活用の確認。

それでは savoir の使い方をみていきます。

まずは「動詞の原形があとに続く場合」つぎに「節があとに続く場合」です。

【savoir】の使い方。

あとに「動詞原形」がくる場合。

技を身につけていて「知っている・できる」という意味になります。

Il ne sait pas nager.
「彼、泳ぎかた知らないんだ」

Mon fils ne sait pas encore marcher.
「うちの息子、まだ歩けないの」

あとに「従属節」がくる場合。

Je sais qu’il arrive demain.
「彼があす到着するって知ってるよ」

Je ne sais pas si je t’aime encore.
「君をまだ愛してるのかどうか分からない」

Je ne sais pas ce que je veux faire de ma vie.
「自分のしたいことが分からない…」

Je ne sais pas où il habite.
「彼がどこに住んでるのかは知らないよ」

このように「savoir」のあとは「節または動詞原形」が続く場合がほとんどです。

つぎに、少しだけ例外にふれておきます。

例外です。

savoir のあとに「特定の名詞」がくる場合があり「覚えている、暗記してる」のニュアンスが出ます。

名詞なので connaître で代用できます。

Tu sais son numéro de portable?
「彼の携帯番号しってる？」

Je sais mon poème.
「詩をそらで読めるよ」

Il sait tout.
「彼は全部しってるよ」

まとめ

【connaître】はあとに、名詞・名詞句です。節・動詞はきません。

【savoir】はあとに、動詞原形・節がきます。

これさえちゃんと覚えておけば、動詞の使い分けはクリアーできます！

それではまた次回♪