ついつい文法ばっかりを優先してしまって、おろそかになりがちな発音。
フランス語ってほんとオシャレな響きしてるし、あんな風に発音できるようになってしゃべりたい!と思って、フランス語を勉強してる人も多いと思います。
今日は、会話における発音の大切さについて、考えてみました。
正しい発音は聞き取り力アップにつながる
なぜ発音が大切なのか。それは会話力に直接関係してくるからです。正確な発音をすることによって、こちらの言いたい事を、相手が理解しやすくなります。
サイアク単語を並べれば何とかなる… とはいっても、発音がちゃんとできてないと、その単語さえ相手には理解してもらえません。
この「こっち発音が悪いと、相手が理解できない」というのは自分サイドでも同じで、自分の発音が悪いうちは、相手の言ってる事がちゃんと聞き取れないのです。
自分で出せない音は、聞き取れません。頭の中にその音と言葉を紐付けた引き出しがまだ用意されてないので、理解できないわけです。
フランス語を音としてとらえてみる
私はよく発音を直されるのですが、発音が上手くいってない時、カタカナ発音が原因だな… と感じることが多いです。
カタカナ発音になってしまうのは、フラ語をわざわざカタカナ音に変換して聞いていたり、喋ったりしているから。厄介なのは、それを無意識にしてしまう癖がついてることです。そうすると、口の筋肉の使い方が速攻に日本語式になってしまいます。
フランス語のRはカタカナ表音できない代表ですが、たとえば « Stop » の S も P さえも、カタカナ表記できない、子音だけの音です。カタカナでは「ウ」という母音が付いてしまうからです。
彼らフランス人はけっこう耳がいいので、こういう微妙な母音もそくざに聞き取ってしまい、こっちの言うことが理解し辛い要因にもなります。
その言葉をカタカナでなく「音」として聞き、その音を出す方法を、口の形、舌の位置、鼻やノドの開き具合を微調整しながら探ってみます。これは面倒くさいけど大切です。発音記号の説明に、舌と口の関係図が載ってるテキストも、理解の助けになりますね。
フランス語が美しい音の言葉、というのはフランス人も自負しているようで、響きをとても大切にしています。発音やイントネーションだけでなく、動詞と単語の組み合わせが悪かったり、適切な前置詞が使われてない時にも、「耳に心地よく響かない」という言い方をします。語呂が悪いって感じですね。
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世界には何千という言語があるというのだから、想像もできないような発音の仕方があっても不思議ではありません。日本語は日本語、フランス語はフランス語であって、まったく別の「音」であると割り切ってしまう方が、頭がすんなり情報を受け入れてくれるように感じます。
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