今日は、チーズの保存のお話です。
1週間で食べきれるなら、よっぽど味にこだわりがない限り、保存にそんなに神経質にならなくても美味しく食べられます。
でもそうでない場合のチーズの保存は、変なニオイがし始めて味が変わってきたりと、意外と頭を悩ますものです。ここでは私の経験上、良いなと思う方法を紹介してみます。
Table des matière
保存の場所と注意点
一番大切なのは、できるだけチーズを直に手で触らないようにする事と、冷蔵庫と室内の温度差によるチーズ周辺に出る水滴に注意します。
チーズが包まれていた紙で保存できますが、チーズの完全消費に1週間以上かかるだろう場合は、数日毎にあたらしいクッキングシート (オーブンペーパー) に包み直して、タッパに入れて冷蔵庫の野菜室に保管です。どんなチーズでも基本は同じです。ラップは使いません。どうしてもこだわりたい人はチーズ専用の保存紙もあります。
カマンベールなど中がトロトロで流れ出てくる系
乾燥しないように切り口をアルミホイルで押さえて、チーズが包まれていた紙、もしくはクッキングシートで包む。
ブルーチーズ系
アルミホイルで包む。プラスチックの受け皿に入って売られている場合は、その受け皿のままアルミホイルで包んで保管。
セミハード・ハード系
クッキングシートで軽く包む。セミハードは一番保存が難しいと感じます。雑菌の繁殖した臭いが出やすいからです。チーズの切り面にピッタリと紙がくっつかないように、空気を含むようにガサっと包むこと。それと出来るだけ頻回に紙を替えるのがポイントだと思います。
ズボラさん向け保存法
ガラス蓋つき木製チーズボード
頻繁にチーズを食べるため、毎回タッパから出して包み紙をガサガサやるのが面倒な私は、この写真↑の状態で冷蔵庫にそのまま入れてあります。食べるときは、このボードの上で直に切ります。
この保管のポイントは、チーズ同士と、チーズの断面がボードにベッタリとくっつかないように立てておくこと。それと冷蔵庫から出した時、蓋の内側につく水滴は毎回拭くことです。臭くなるのを防ぎます。
この状態で2週間は美味しくたべられます。食べかけのソフトなヤギチーズだろうが、一緒に保存してしまいます。さすがに熟成の進んだカマンベールやブルーなど、味匂いのキツイのだけは別に。
チーズにこだわりがあって匂い移りに敏感な人には、この保存は適当すぎてあまりお勧めできません。それに容器が冷蔵庫のスペースを占領するのも難点。ですが、包み紙をいちいちメンテナンスするのが面倒で、そのせいで食べる機会を逃す人にはちょっとオススメ。容器は定期的に洗ってしっかり乾かすようにします。
おわりに
美味しそうなチーズを見かけるとついアレもコレも買ってしまいますが、できれば1週間くらいで食べきるつもりで買うのが一番。保存に気をつかっていても、切り取って捨ててしまう部分をつくってしまうのでは勿体ないです。おいしいうちにガツッと食べるのも良いなと思います。