南仏カランク国立公園を訪ねる

南仏カランク国立公園の村【カシ】を訪ねる

先日、南仏はカランク国立公園にある村、カシ « cassis » を訪ねました。

パリから2泊3日と駆け足な旅でしたが、自然の魅力にしっかり触れることができました。

今日はその小旅の記録です。

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南仏の海辺の村 « Cassis » カシを訪ねる。

今回の旅は2泊3日。時間節約のため、パリからの移動は飛行機とレンタカーにしました。

パリのオルリー空港から飛行機で1時間ちょっとで、マルセイユプロバンス空港に着きます。

そこからはレンタカーで移動します。渋滞や寄り道がなければ、空港からカシまでは1時間ほどの距離です。

ちょっとマルセイユに寄り道!

マルセイユの名景ヴューポー

せっかくなのでマルセイユに寄り道し、「古い港」ヴューポー « Vieux-Port » のレストランで昼食をとりました。

小型船がたくさん停泊している風情あるヴューポーからは、丘の上にそびえるノートルダムドラガルド大聖堂が見え、マルセイユを代表する風景となっています。

 

ロマネスクビザンチン様式の大聖堂ノートルダムドラガルド。

大聖堂へは、急な坂道を20分ほど歩くか (結構キツイです…)、港付近から出てるプチ列車やバスに乗る手段があります。大聖堂のある高台からの景色はすばらしく、マルセイユの街と海が一望できます。

沖合には要塞島イフ城 « Château d’If » が浮かんでいるのが見えます。400年近く島全体が刑務所として使われていた歴史があり、アレクサンドル・デュマの『巌窟王』の舞台にもなった所です。

マルセイユの街自体は観光要所が限られてるので、時間があればイフ島を訪問してみると、マルセイユ散策もかなり充実したものになりそうです。

ヴューポー近くには、ルパニエ « Le Panier » と呼ばれる、散策に持ってこいなフォトジェニックな地区もあります。

南仏レグッドの村“Les Goude” レグッド村。
こんな所にまでインべーダーの作品が!

 

マルセイユを少し覗いたあと、もう一箇所、寄り道します。

マルセイユの東にある海沿いの村レグッド “Les Goudes” です。カランク国立公園のゴツゴツした白い岩場と海の景観が独特な村で、マルセイユの喧騒とは一変して静かで長閑な所でした。

カシの自然を堪能!

色んな所に寄り道したあと、今回の旅の目的地 “Cassis” カシには夕方に到着。

ここはカランク観光の拠点地でもあるため、小さな村の中は、常に観光客で賑やかです。

村の建物はもちろん洋風なのですが、港から一歩路地に入ると、くねった細い坂道や階段がたくさんあり、地形的に山と海が近い日本の漁村に似た雰囲気がありました。

南仏カシの路地裏

カシ村の路地

2日目。今日は今回の旅の目的、カランク国立公園内の散策です。この国立公園はたくさんあるカランク(入江) が非常に美しく、その景観を楽しむ散策コースが多くあります。

車で奥までは行けないので、公園入り口の駐車場でトレッキングシューズに履き替え、リュックを背負って散策にでかけます。コース内に売店はなく、水分や食べ物は計画的に持ち込む必要があります。もちろん出したゴミは各自で持ち帰りです。

南仏カランク国立公園を訪ねる

この旅は3月末のシーズンオフで行きましたが、トレッキング客はもちろん、海水浴をしてる若者もいました。夏場の大賑わいは想像に難くないです。

南仏カランク「ポールパン」

美カランクのひとつ “Port-Pin” ポールパン

3日目は、カランクを海側から眺めます。カシの港からカランク観光船が出ていて、私は5つの入江を巡る1時間コースを選択しました。天気は良くても船は思いのほか揺れたので、船酔いしやすい人は注意です。景観的にはどのカランクも似通った「絶景」なので、もっと短い遊覧コースでも十分に満足できると思います。

南仏カランクでロッククライミングする人たち

海側から見るカランクも圧巻。
ロッククライミングしている人たち。

今回の「旅の食事」

南仏カランクの村カシ

レストランが立ち並ぶカシの港

旅で「食べ物」は大切です。

今回は出発前から、本場の「ブイヤベース」を食べようと思っていたのですが、現地レストランのメニュー表を見て目がテンに。どこの店も1人前が最低50ユーロはするのです!(もしかしたらもっと安く提供している店もあるのか知りませんが。。。)

大の魚好きが私しかいなかったため、この値段でおひとり様パーティーする勇気は出ず、結局は食べず終い。「ブイヤベース風」という25ユーロくらいの料理を提供している店もありましたが、なんだか微妙な響きにチャレンジはしませんでした。

代わりにと言ってはなんですが、定番のムールマリニエ (ムール貝の白ワイン蒸煮) と、ライオリ « L’aïoli » をよばれました。

ここのムール貝は、今までフランスで食べた中では、一番身入りが良かったです。余談ですが、ムール貝に感激していたら、隣席で食事してたニュージーランドの女性が、ニュージーランドのはもっと巨大だからムール好きなら一度食べてみてと、熱く語ってくれました。(あとで調べてみたら確かに巨大でした!) 

アイオリソース (ニンニクマヨネーズ) は、大してファンではなかったのですが、今回よばれたお店のソースはものすんごく美味しくて大感激。どんなに口がニンニク臭くなろうと高カロリーだろうと、お構いなしに平らげてしまいました。真夏にキンキンに冷やした白ワインと食べる冷製ライオリも素敵ですが、今回初めて食べた温ライオリは、お腹にやさしくて個人的には大ヒットでした。

南仏カシで食べた温アイオリ。

アイオリソース、蒸し野菜、ムール貝、ツブ、タラ、ゆで卵

今回の旅も、おいしい食事に恵まれました。レストラン選びは口コミを参考にします。経験上、フランスでは同じ価格帯の店々でも、評価の高い店なら、期待外れがあっても悪質な料理はまずないですが、低評価が見られる店では、予想以上に悪質な料理に出会うことがあるからです。こうして口コミで店をある程度絞ったら、あとは店頭で雰囲気とメニュー表を見て直感で決めます。ここがレストラン選びで一番楽しい時ですね。またマルセイユに来る機会があれば、今度は魚好きの友達と来て、ブイヤベースを味わいたいと思います。

それと、カランク国立公園の海底に入口がある「コスケー洞窟」のレプリカ館が、2022年6月4日にマルセイユのヴューポーにオープンします。1991年に発見されたこの洞窟には、3万年前のものと見られる当時の人々の手形や馬、クラゲやペンギンなど多数の壁画が見つかっており、それが全て再現されています。とても面白そうなので、是非とも訪れたい所です。

それではまた♪

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