みなさん、こんにちは。
今日のテーマはフランス語【どういたしまして】です。
「ありがとう」に対する返事「どういたしまして」に相当する定型文がいくつかあります。
今回はその中でも、よく使われている文を紹介します。
そうそう、« Merci!» と同じで、言うときの口調は大切です。
ぶっきらぼうにならないように、笑顔で言うのがおすすめです。
それではどうぞ、ごらんください♪
Table des matière
Je vous en prie. /Je t’en prie.
Je vous en prie.
ジュヴゾンプリ
色々な状況の「ありがとう」に対して使える丁寧な言い方。Vous を使う目上・年上の相手に対しても安心して使える表現です。
Je t’en prie.
ジュトンプリ
Tu の相手に問題なくつかえますが、若干ひびきに気取りがでるようで、くだけた友達同士だと « De rien » « Avec plaisir » « Pas de quoi » の方がよく使われます。
Avec plaisir.
( C’est ) Avec plaisir !
アヴェックプレジーる
これ、良い表現です。「あなたのためなら喜んで!」のニュアンスがでるので、とても感じが良いのです。この言葉を言われるのが好きな人はけっこういます。言うときは笑顔を添えれば完璧。
De rien. / Pas de quoi.
De rien.
ドゥりヤン
基本的には、本当にささいなことに対しての「ありがとう」に使います。TUで話す親しい間柄では内容の程度に関係なく良く使われますが、VOUS の相手にはどちらかと言うと使わない方がいい表現です。
ちょっと注意。
この « De rien » という表現。とてもよく使われる表現なのですが、ちょっと物議をかもす表現でもあります。
『大したことないから気にしないで、当たり前のことをしたまでよ』の意味で使う人、または受けとる人。それに対し『 ” 相手が感謝してお礼を言ってるのに、何でもない事だからお礼はいらない ” ととれる文だから使わない 』という人もいます。(後者は、感謝する相手の気持ちを受けとめ「あなたのためなら喜んで!」がダイレクトに伝わる « Avec plaisir » を好みます)
状況によっては少々エラそうに響く表現なので、次の4つの表現と共に、Vousを使う目上の相手には使わないほうが賢明です。
(Il n’y a) Pas de quoi.
パドゥクワ
くだけた表現なので親しい仲間内で。
C’est bien normal.
セビヤンノるマル
「当たり前のことをしたまでよ〜」
C’est naturel.
セナチュれル
「当然のことです」上品。
Ce n’est rien.
スネりヤン
「たいしたことじゃないよ」
C’est moi qui vous/qui te remercie.
C’est moi qui vous/qui te remercie.
セムワ キヴ(キトゥ)るメるシ
自分が「ありがとう」と言いたかったのに、相手に先に言われた場合につかう。直訳は「お礼をいうのは私よ」。「私の方こそありがとう」として使えるので、覚えておくと便利です。お店で店員さんが客の「ありがとう」に対し « C’est moi ! » とだけ言ったりもしますが、言うときは全文の方が印象がいいです。
Merci à toi aussi.
メるシアトゥワオッシ
「こちらこそありがとう」職場などで、何かを共同でやった事に対する相手の「ありがとう」に対して。
まとめ
以下、個人的に使いやすいと思うフレーズをピックアップしました。参考にしてみてください。
Vous の相手には、こちらの行為の程度を問わずにつかえる « Je vous en prie.» が便利。
「いやあ、ありがとう!」みたいに言われたら « Avec plaisir »。
Tu の相手には、基本 « Avec plaisir » と、本当に些細なことに対してだったら « De rien » 。
こちら側にしたらささいな事でも、しっかり「ありがとう!」と言われたら « Avec plaisir » 。
おわりに
日本語で「どういたしまして」なんて私はほとんど使ったことがなかったので、習ったフランス語の「どういたしまして」がなかなか口から出ませんでした。
日本語でも使ったことのない言葉が、フランス語で使えないのは当たり前。それからはこの「どういたしまして」という日本語を頭から排除し、「ありがとう」に対する会話の一部ととらえると、言葉もラクに出るようになりました。
相手の『ありがとう』に対する返事の一言は、やはり大切だと思います。Merci を言った相手も、何気にこちらの次の反応を待っている時が多いので、何でもいいので一言あった方が良いです。でも、ど〜しても一言がでない時もあると思うので、その時は “素敵な笑顔” を忘れずにね。
それではまた次回♪