みなさん、こんにちは。
今日は「フランス流の花束を贈るルール」についてです。
フランスでブーケは立派な手土産になるので、贈ったり贈られたりの機会は思いのほか多いものです。
基本的にブーケは女同士でのやりとりが多いのですが、男性だってブーケを用意するときはあって、それは愛する彼女や妻に贈るときです。
そんな普段の生活で大活躍するブーケですが、花の数だったり種類だったり、贈るときに少し気をつけたい点があります。
それではフランス流の花束ルール、どうぞごらんください♪
Table des matière
フランスで花束を贈るルール。
12本以下は「奇数本」それ以上は「偶数本」で作ろう。
これは「バラの花束の意味」の記事でも書きましたが、有名なルールです。贈る花の本数が12本以下なら「奇数本」を、それ以上ならば「偶数本」で花束をつくります。迷信的な理由よりも見た目のバランスからくる慣習といわれています。すでにブーケになって売られているものなら悪い意味はないものと信じていますが、自分で花を選んで注文する場合は気をつけるようにします。
迷ったら「パステル系」を選ぼう。
花言葉を気にする人はとかく気にするので、変な意味の花を友達に贈らないよう注意しています。でも全ての花言葉を覚えてられるわけではないので、選ぶときに迷うこともしばしば。お店の人に聞くのが一番ですが、声がかけられなかったり、ゆっくり選んでられない場合もあります。そんな迷った時には、とにかく色の濃くない、柔らかい色の花束を選びます。パステル系の明るい色です。これなら大抵の場面で通用する安全な花束になります。
「赤いバラ」は結婚約カップル専用!
赤いバラは、男性が自分の愛する婚約者や妻に贈るための花です。たとえばバレンタインに夫が妻に贈るのが赤いバラ。情熱的な愛の印なので、関係のない人が女性に、とくに若い女性に贈る花ではありません。その意味では真っ赤な花束も、恋人同士の色ととらえる人もいます。ちなみにカップル間では黄色の花束は「浮気」の色 。愛するパートナーに贈らないようにね。
「白と黄カーネーション」と「菊」は贈らないように。
フランスであの可愛い「カーネーション」は、白は葬儀によく使われることもあって不幸を、黄は不和を呼ぶとされています。11月1日「諸聖人の日」にお墓に供える花である「菊」も、死のイメージに近いため贈り物にはしません。
よく分からない会に「花束」は持って行かないように。
お呼ばれの手土産に大活躍するブーケですが、どんな会なのかを気にする必要があります。つまり、渡したブーケを花瓶に生けるべく主催者の手を煩わせ、受付など現場の進行を阻害しそうな立派な会に花束は持って行かないということです。私は初めて行く会や、規模の予想のつかない会に花束は持って行かないようにしています。ですが、知った友人宅のいつものご飯会や誕生会ならまったく問題なく、花束はとっても喜ばれます。
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パステル色の花束は本当に便利!手土産・お祝い・お礼・お見舞いなど、あらゆる場面に通用します。花束選びに迷ったときはコレ、一択です。
私は手土産によく花束を用意するのですが、意外と大切だなあと思うのが、贈る相手に似合う花を選ぶということ。プレゼントを選ぶ時に相手の好みを考慮するのと同じです。たとえば、インテリアや服装をいつもモノトーン系モダンで統一している親友には、ピンク色の優しいブーケより、あえて真っ赤や真っ白の、インテリアとして映えるような花束を選んだりもします。
こうして花を選ぶようになると、ブーケを贈ることがどんどん楽しくなります。みなさんも食べ物ばかりでなく、たまにはブーケを手土産にしてみてね!
それではまた次回♪
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