みなさん、こんにちは。
今日はフランスの四季の庭【秋の花言葉】です。
ガーデニングの見頃である春夏を終えた「秋」は、来春のための庭準備に忙しくなる季節です。
では植物の鑑賞面ではどうかというと…
パリの秋は派手な紅葉もなく、落葉樹の緑が疲れた様になってくる、何だかちょっと寂しい季節。
でも秋になったら咲いてくれる花があって、それらが心を和ませてくれます。
今日はそんなパリの秋の庭に咲く花と、その花言葉をいくつか紹介したいと思います。
それではどうぞ、ごらんください♪
Table des matière
秋の庭の花言葉
キク Le chrysanthème
「喜び」「永遠」
菊はフランスでも墓花の代表のため、あまり陽気なイメージの花ではありません。ですが最近はダリアに似た派手な品種も出てきて、種類がとても豊富になりました。
贈花には向きませんが、自宅用としては秋の暮らしを彩るオシャレなアイテムになります。
サザンカ Le camélia d’automne
「賞賛」「永遠の愛」「美」
晩秋から冬にかけて咲くサザンカは、フラ語で秋ツバキとも呼ばれます。よって花言葉もツバキと同じ。花の少ない庭に色を添える貴重な花で、フランスではジャスミンティーの香りがするとも形容されます。初春に咲くツバキとともに人気です。
シクラメン Le cyclamen
「美」「嫉妬」
庭の原種シクラメンが咲き始めると、秋だなと感じます。リラの木の足元で年中まったく陽の当たらない場所なのに、毎年けなげに咲いてくれます。
白シクラメンが大好きなのですが、冬の水やりが下手で上手く育てられないため、いつからか鑑賞鉢は買わなくなりました。
シュウメイギク L’anemone du Japon
「愛情」「信頼」
フラ語で「日本のアネモネ」と呼ばれる秋の花シュウメイギク。パリでは夏から開花が見られます。
春や夏の花の持つパワフルさはないですが、花と葉のもつ素朴な柔らかい雰囲気を好む人が多いですね。フランスで和風庭園といえば必ず植えられている植物です。
—🍁—
秋といえば金木犀。
私にとってはプルーストのマドレーヌ並みに、香りと思い出が連動する庭木。
パリでは入手困難で、身近になくて一番さみしいと感じる植物です。
フランスに定着しているアジア原産の植物が色々ある中、なんで金木犀はメジャーでないのか不思議なのと同時に、ちょっと残念でもあります。
それではまた次回♪
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