みなさん、こんにちは。
今日のテーマは「バラの花束」です。
フランスでもバラの花束といえば「豪華」な位置づけ。
大切な人の喜ぶ顔を想像しつつバラを選ぶのですが、そこで問題になってくるのが「バラの色と本数」の意味。
細かく覚えておく必要はないけれど、頭の隅っこに引っかけておくと、花束を選ぶときに便利かなと思います。
それでは「バラの花束の意味」、少し覗いてみましょ♪
バラの「色」の意味
王道の「赤いバラ」は、愛と情熱の証。男性が愛する女性に贈ると決まっている!といっても過言ではないです。特にバレンタインデーには欠かせません。赤にも色んな色味がありますが、黒っぽい赤でなく、真っ赤を選ぶこと。恋人同士はもちろんですが、マンネリ夫婦にこそ、赤いバラの存在は偉大です!
「ピンクのバラ」フラ語でローズといえばピンク色のこと。つまりバラといえばローズなんです。女性の優しさや温かさを表現するカラー。ピンクのバラは何とも言えない穏やかな甘さを持っているので、母親や祖母に贈るのがとても似合う花束。
「白いバラ」は、誠実さや純粋さを表します。とくに結婚式で大活躍の色。ただし、愛の告白をしたい場合には、赤バラと組み合わせるのが吉。白バラだけのブーケは、プラトニック愛を主張してるように聞こえます。
「黄色いバラ」は光と太陽、明るさの象徴。親友に贈るなら、とても爽やかで感じの良い花束です。だけど、愛するふたりにとっては要注意!不貞と嫉妬の象徴なので、あまり嬉しい色ではありません。個人的には黄色系のバラは大好きなのですが、この「不貞」の意味がひとり歩きしているのか、置いてるお店が少ない印象です。行きつけのフルーリスト曰く、黄色のバラは一番長持ちしない色だそう。
「オレンジ色のバラ」は、熱意と賛美のメッセージを送ります。心からの賞賛と感動を伝えたい相手に贈るとステキ。私はお礼や手土産にもオレンジ系のバラはよく使います。家族内では姉妹に贈る花としても似合う色です。
「青いバラ」を贈ると、若さと願い事が叶う幸運を相手に運ぶそう。意外にも良いメッセージを持っていますね。でも青いバラは珍しくて、お店で売られてるのはまだ一度も見たことがありません。 だれかくれないかなあ…
「バラの裏技?」本当かどうか知りませんが、、もし誰かとの関係を断ち切りたければ、相手に茎のない頭だけのバラを贈るそうですよ…
バラの「本数」の意味
バラは贈る本数によってメッセージが異なります。10本以下の場合は「奇数本」で、10本を超える場合は「偶数本」の花束にします。
そして選ぶバラは、蕾よりも咲いている花の方がメッセージ性が強くでるそう。長く楽しめるように蕾を入れたくなりますが、ここは張り切って、美しさパワー全開の状態のバラを贈ります。
【赤1本】「君に一目惚れ」初めの第一歩です。
【赤3本】「愛してる…」愛の告白にどうぞ。
【5本】「心より賞賛します」尊敬の気持ちの表現に。
【赤7本】「狂おしいほど愛してる!」
【赤9本】「ずっと一緒にいよう、永遠の愛を誓うよ」
【10本】「君、完璧だよ!」
【赤12本】「結婚しよう!」
【13本】「永遠の親友だね」バラなら13本はOK。
【24本】彼女の愛を確認したくて「愛してるよ、君もだといいな…」マンネリ愛に喝を入れるための「愛してるよ! 」にも。
【赤36本】普段の愛と感謝を表現して「とても愛してるよ」
【101本】 これを贈られたら、疑う余地なく愛されてる証拠です。
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バラの花束が好きなフランス女性は多い印象。季節物では芍薬やラナンキュラスも人気なので、八重咲きのボッテリした花が皆さん好きみたいです。
ブーケはよく女友達への手土産にしますが、こうして使う花などにこだわると、グンと値が張ります。フランスなら花束1つでけっこう良いワインが買えてしまうのです。
でも花束は自分ではあまり買わないので、贈るととっても喜ばれます。みなさんも、手土産として花束を気軽に活用してみてね!
それではまた次回♪
Le Monde – Jardinage – Offrir des rose : quelle couleur, combien, tous les symboles
Interflora – Comment offrir des roses ?