フラ語表現「約束をブッチする」

ちょっとフラ語で【約束をすっぽかす】

みなさん、こんにちは。

今日はフラ語の表現「約束をすっぽかす」を紹介します。

 

「無断で反故にする」ことでドタキャンとはちょっと意味が違うため、ここは「すっぽかす」で表現を統一しておきます。

「ブッチする」も好きな表現ですが、もう死語でしょうね、きっと。。。

ということで本日は「ランデヴーをブッチされた!」をフラ語で言ってみます。

それではどうぞ♪

poser un lapin à qn.

フラ語表現「約束をブッチする」

「RVをすっぽかす」は、

poser un lapin à quelqu'un

という表現が使えます。

直訳は「ウサギを置く」ですね。

この表現の誕生は古くからいくつかの説があるようですが、19世紀末では、娼婦にお金を支払わないで帰ってしまう男のことを、縁日で決して当たらないウサギの景品を並べる人に掛けて「ウサギ置き人」と言ったのが始まりともいわれます。

今ではこの表現は「約束を無断ですっぽかす」という意味で、日常会話でも普通に使われます。

 

では少し例をどうぞ。

 

彼氏ができそうだと喜んでたはずの女友達が、

– Pourquoi Il me pose tous le temps un lapin à ton avis ?

– Ben puisqu’il est célibataire, il doit pouvoir courir plusieurs lièvres à la fois.

– なんで彼いつも約束をすっぽかすんだと思う?
– まぁ彼も独身だし、他にも誰か追っかけてんじゃ?

à ton avis「君の意見では」
devoir「ちがいない」
lièvres「野ウサギ」
à la fois「同時に」
courir plusieurs lièvres à la fois「一度に複数の事に手を出す」

 

夜、彼女が家に帰ってきて、

– Comment ça s’est passé ta journée ? Tu as l’air bien fatigué.

– J’ai attendu des heures une copine à la gare, mais elle m’a posé un lapin.

– 今日1日どうだった?疲れてそうだね…
– 駅で友達を何時間も待ってたんだけど、ブッチされたの!

Comment ça s’est passé ?「どうだった?」事がどの様に運んだかを聞く定番表現。
avoir l’air〜「〜のように見える」

 

メトロのドアの「開くドアに注意」ステッカーも、ウサギが指を挟まれてる図だったりするので、可愛いウサギもフランスでは、あんまり褒められた象徴ではないようです。

とても覚えやすい表現だと思うので、何かの折にぜひ使ってみてください。

それではまた♪

表現の由来: 参考
« Le Figaro Langue français : Mais d’où vient poser un lapin ? » https://www.lefigaro.fr/
« les Petits Franchise : Les expressions françaises : poser un lapin ! » https://petitsfrenchies.com/
フラ語表現「約束をブッチする」
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