みなさん、こんにちは。
今日はフランス語 「PLUS の « S » を発音するか、しないか」についてです。
否定 « NE-PLUS » の S は発音しないことは学校でもしっかり習いますが、それ以外の « PLUS » の発音が少し曖昧なときがあります。
今回はこの点を探ってみようと思います。それではどうぞ、ごらんください♪
Table des matière
もう〜ない « NE – PLUS » の場合
NE-PLUS 「もう〜ない」の plus の「S」は発音しません。
J’ai trop bu de vin. Je n’en veux plus.
ワイン飲みすぎた。もう欲しくないわ。
Il n’est plus ici.
彼はもうココにはいない。
比較・最上級の « PLUS » の場合
優等比較級、比較最上級の時の「PLUS」についてです。
この PLUS の S は「発音する」場合と「発音しない」場合があります。
「S」を発音する場合 [plys]
PLUS が「動詞」または「de + 名詞」に付いている場合「S」は発音します。
Elle mange plus que moi.
彼女は私よりもよく食べるよ。
Il dort plus que d’habitude.
彼いつもよりも長いこと寝てるな。
Il veut boire plus de vin.
彼はもっとたくさんワインを飲みたい。
J’ai besoin de plus de temps.
もっと時間が必要です。
「S」を発音しない場合 [ply]
PLUS が「形容詞」または「副詞」に付いている場合「S」は発音しません。
Elle est plus âgée que moi.
彼女は私よりも年上ね。
Elle est plus belle que moi.
彼女は私よりも美人だわ。
Je mange plus vite que lui.
僕は彼よりも食べるのが速いんだ。
Parlez plus fort !
もっと大きな声でしゃべってください。
その他の « PLUS » について
« Plus » が数量の表現とともに使われる場合
「PLUS DE + 数量」の表現の場合「S」は発音しません。
plus de 100 euros
plus de 20 ans
plus de la moitié
« Plus… plus… » の表現の場合
「〜すればする程ますます〜」
Plus… plus… の「S」は発音しません。後に母音が続く場合は [Z] でリエゾンしてもよいです。
Plus je mange, plus je grossis.
食べればたべるほど、ますます太る。
Plus il en parle, plus je me tais.
彼がしゃべればしゃべるほど、僕はだまる。
計算の « + » プラス
「S」は発音します。
Deux plus trois font cinq.
2+3=5
« PLUS » の « s » のリエゾンについて
« Plus » は [Z] でリエゾンさせることができます。
Cette maison est plus ancienne que la mienne.
家は私の家よりも古いわ。
[plu.zɑ̃ .sjɛn]
Elle est plus en forme que lui.
彼女は彼よりも元気だ。
[plu.zɑ̃ .fɔʀm]
おわりに
まずは以下の3つの場合に「S は発音されない」という事を覚えておけば、ほぼ全体的に問題をクリアできると思います。
① « ne + plus » の場合
② 優等比較で「形容詞」または「副詞」につく場合
③「plus de + 数量」の場合
それではまた次回♪