みなさん、こんにちは。
今日はフランス語の言い回しを1つ紹介します。
【右の耳から左の耳に抜けていく】のフランス語での表現です。
それではどうぞ♪
Ça entre par une oreille, ça sort par l’autre.
先日ドラマを見ていたら、こんな場面で使われていました。
とある男性が、職場の昇格試験の勉強をしています。
教材を使って一生懸命おぼえようとしているのですが、その情報量が半端なくて…
男性が言います。
Ça entre par une oreille, ça sort par l’autre. 「右の耳から左へ抜けていく...」
日本語と同じような表現なんですね。
意味も、人の言う事などが入ったしりから抜けて行って「頭に残らない」ことを言います。
本来は「まったく聞く気がない」のニュアンスを背景に使うことが多いですが、上の例のように単に「情報が頭に残らない」ことを言うだけの場合もあります。
フランス語版では、耳の左右の特定はされておらず、片方の耳から入って、もう片方から抜ける、という表現になっています。
耳は2つしかないので une oreille と l’autre (oreille) ですね。
すこし例をどうぞ。
Tu as beau lui expliquer ; tout ce qu’on dit entre par une oreille et sort par l’autre.
彼に説明してもムダだよ、言う事ぜんぶ右から左に抜けていくから…
avoir beau+V「〜してもむだ」
tout ce que「〜なことはすべて」
→→
意味も日本語と同じだし、構文的にもシンプルな構造で、比較的覚えやすい表現だと思います。
機会があればぜひ使ってみてください♪