みなさん、こんにちは。
今日のフラ語表現は【そ知らぬ顔で】です。
そ知らぬ顔って、なんだかコソコソしたイメージが湧いてくる可笑しい表現で、個人的には好きな日本語です。
さてさてフランス語では、何て言うんでしょ。
それではどうぞ、ごらんください♪
mine de rien
「そ知らぬ顔で」は、 mine de rien です。
mine は「顔つき」のこと。
avoir une bonne mineで「顔色がいい」という定番表現がありますね。
つまり mine de rien は「何でもない表情」という意味。
ミンドリヤンって音が、またいい感じで意味と合ってます。
では、少し例をどうぞ。
向こうから大嫌いな奴がやって来る。そして…
– Il est passé devant moi mine de rien en faisant semblant de ne pas me reconnaître.
彼は僕のことなんか気づかないフリをして、何食わぬ顔で前を通り過ぎた。
passer「通る」
en+V現在分詞「〜しながら」
faire semblant de「〜のフリをする」
reconnaître「〜だと分かる」
彼の犯行場面を供述する女、
– Je l’ai vu entrer dans la chambre : il a mis les bijoux dans sa poche et il est reparti mine de rien.
私、彼が部屋に入って来て、宝石をポケットに詰めて、何食わぬ顔でまた出ていくのを見たの。
mettre…dans sa poche「…をポケットに入れる」
— 〜♪ —
日本語の「そ知らぬ顔で~」とまったく同じ場面で « mine de rien » は使えます。
表現も短いし、音は可愛いしで、とても覚えやすい表現だと思うので、ぜひ使ってみてください。
それではまた♪