フランス菓子の話「モンブラン」の歴史

秋冬のグルメケーキ【モンブラン】フランス菓子の話

むかしのケーキ (スイーツなんてお洒落な用語が登場する前の時代) といえば、

種類もしれてて、いちごのショートケーキ、スフレチーズケーキ、チョコケーキに…

モンブラン!

 

中でも「モンブラン」はすこし高級なイメージがあって、濃い栗の香りを期待して、一口目を食べるときはドキドキしたものです。

 

あまり意識したことはなかったけれど、栗は秋の収穫なので、じつはモンブランは寒い季節のケーキ。

たしかに体力つきそうな、ドッシリ甘濃いケーキですもんね。名前も寒そうだし。

 

さてさて今日は、日本人にとても馴染み深いケーキ「モンブラン」のお話です。

 

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冬のケーキ「モンブラン」の話

モンブランの中身

フランス菓子の話「モンブラン」の歴史「モンブラン」の山の中、何が入ってるか覚えてますか?

基本素材はメレンゲ、ホイップ生クリーム、栗ペースト。

カリッとしたメレンゲを芯にクリームを盛り、栗ペーストクリームで包み、粉砂糖でうっすら雪化粧したものです。

これでもかなりボリューミーな口当たりですが、さらに土台に小麦粉の焼き生地を敷いてるのも見かけます。

 

やっぱり名前の由来はあの山?

ケーキ「モンブラン」は、そう、アルプス山脈の最高峰モンブラン山の名前からきています。

多くの地域でこのケーキは「モンブラン」と呼ばれていますが、アルザス地方では La torche aux marrons「栗のたいまつ」、スイスでは des vermicelles 「細い麺」とも呼ばれています。

名前は「モンブラン」が一番きれいですね。「たいまつ」なのは、栗山のてっぺんにホイップクリームをチョンと乗せているデザインだから。「細い麺」にいたっては、なんだかあまり夢が感じられません…

 

それではモンブランの歴史を少しみてみましょ。

ケーキ「モンブラン」の歴史

フランス菓子の歴史「モンブラン」

「モンブラン」はなんとイタリア出身、15世紀末に生まれたといわれています。古い!

そしてレシピがフランスに入ってきたのは、ずっと後の1620年。当時のケーキはホールサイズでした。

それを現在の1人前サイズのレシピに変えたのは、1903年創業のパリの老舗喫茶「アンジェリーナ」の創始者で菓子職人のアントワンヌ・ルンペルマイヤ。

そしてあのコンモリした山形は、当時の女性のヘアスタイルをイメージしたという話も。でもそれでは、モンブランではないのですねぇ…

 

「モンブラン」の栗クリームの盛り方は、職人によって色々。この山形に、作った人のセンスと技量が表れると思います。

私は小麦粉の土台なしの、栗クリームが山の麓まで覆い尽くしたモンブランが好き。 みなさんは、どんな「盛り」が好きですか?

 

参考参照
marie claire- L’histoire du Mont-Blanc, la pâtisserie hivernale par excellence
madame le figaro- Le Mont Blanc : ce grand classique gourmand de l’hiver