植物好きにとって、フレッシュな花やグリーンの癒しパワーは絶大。
ちょっと緑があるだけで、空気が澄んだように感じられます。
そんな素敵な効果をねらって、私も室内に観葉植物をいくつか置いています。
しかし、、、問題は「コバエ」。
どんなに可愛いグリーンでも、鉢からコバエが飛び出したとたん、癒し効果が激減。
使う用土に気をつけ、スプレーなどコバエ対策をしても、暖かくなると絶対に現れ、絶対に居なくなりません。
終いには、コバエごときで騒いで観葉植物ライフを楽しもうってのが間違いなんじゃ?と思うに至り、植物の解散も考えていた矢先。
ふと始めたペペロミアの水挿しで、「水栽培」の味をしめたのです。
清涼感たっぷり!水挿し栽培にハマる。
モンステラは水挿し栽培がしやすい。
毎年、観葉植物の冬後しには苦労します。
種類にもよりますが、なんとか冬を越しても、春先にはすっかり弱っていることもしばしば。
今年の春は、瀕死のペペロミアホープを解散しようと、鉢から株を抜いたはいいけど、なんだか可哀想になって、取りあえず水に挿しておきました。
すると気候が良かったのもあり、気付けば根を生やして、ホープはすっかり水栽培で安定していたのです。
そんな気持ちよさそうなホープを見てると、あらあら、水栽培って結構ステキじゃないですか?
ガラス瓶・水・グリーンの作る陰影が涼しげで、暑い夏には癒し効果たっぷりです。
そしてなにより嬉しいのが、水をきっちり替えて植物が傷まないよう気をつけていれば、コバエが湧かない。
植物の生育スピードも緩やかで管理しやすいし、旅行など数日間の留守もまず心配なし。
株の成長を重視する人には不向きでしょうが、インテリアとしてグリーンを楽しむだけなら、水栽培はほんとうに便利だと感じます。
株を水栽培へ移行する。適期は春。根の掃除はしっかりと。
植物の土から水栽培への移行も簡単です。
適期は春。
鉢から植物を抜き、土を落として根を水で洗い、傷んだ根はもちろん、根全体も短かめにカットして綺麗に掃除します。
私はついでに葉も整理しておきます。
こうして掃除した株は、そこら辺に転がして1日ほど乾燥させてから、水に挿します。
植物が浸水しすぎて腐らないよう、水位には少し気を遣いますが、一度発根してしまえば、そこからの管理は楽になります。
剪定した葉っぱを水挿しにする場合は、植物の節の部分をつけて切ります。節から発根します。
ペペロミア、フィロデンドロン、ポトス、モンステラは、土から水へ問題なく移行できました。
鉢植えだと株の成長が思いのほか速く、株分けや鉢増しに比例してはコバエも増えて悪夢でしたが、水栽培だと株の手入れがやり易く、植物をコンパクトに維持していけます。
↑魔法(?)の赤瓶。水が減ってたら足すくらいで基本放置。
なのに水質の劣化もあまり感じず、ポトスも元気。不思議です。
観葉植物は鉢で管理すると成長が早いので楽しいですが、私は心底、室内コバエには疲れてたので、水栽培に出会えて良かったと心から思います。
それと、あまり考えないようにしていましたが、実は小さい頃から「土気」が室内にあることが視覚的にどうも苦手だったのも、水栽培にハマった大きな理由かもしれません。
あとは来年の春、ドラセナコンシンネを水挿しにする予定です。大きめの株なので成功するか心配ですが、コバエは御免なので実行あるのみ。
サンスベリアもちょっと考えなければなりませんね。できれば水で管理したいけど、難しそうなのでどうするかな。。。
次の春、乞うご期待。