日本もスイーツが豊富な時代になって、甘党には嬉しい限り!
と同時に、お菓子の名前がどうにもヤヤコしいのです。。。
それはフランスでも一緒。
とくにチョコの焼き菓子はヤヤコしい。
多分あのケーキのことだよね〜と流れ出るチョコを期待して注文するも、出てきたら違う!なんてよくあること。
それでも結局は美味しくいただくんだけど、ちょっとガッカリ感は否めません。
「フォンダンオショコラ」
「モワルーオショコラ」
「クーロンオショコラ」
今日は、この3つのチョコケーキの違いについてです♪
Table des matière
「フォンダン、モワルー、クーロン」の違い
クーロン (ミキュイ) オショコラ
クーロンオショコラ ” Coulant au chocolat “は、ミキュイオショコラ ” Mi-cuit au chocolat ” ともいいます。クーロンは「流れる」、ミキュイは「半分焼け」の意味。
日本語でも溶岩ケーキと呼ばれて人気ですね。外側はサクッと焼け、中からトロトロなチョコが流れ出すケーキで、中のチョコが温まった状態で食べます。
1980年代始めに、3つ星料理人ミシェル・ブラスが考え出したデザートです。すごい人気で、薄力粉やトウモロコシ澱粉を使ったものなど、今ではたくさんのレシピが存在します。
フォンダンオショコラ
« Fondant au chocolat » 日本でもよく耳にするフォンダンオショコラは、直訳すると「とろける」チョコケーキ。
モワルーよりも卵とチョコが多く、薄力粉は少なめ、低温度でゆっくり焼きます。中心部はしっとり湿ってチョコ感が強く、密度の高い生地です。冷蔵庫でじっくり休ませてから味わう、チョコが口の中で溶けるような焼き菓子。
モワルーオショコラ
« Moelleux au chocolat » 中までちゃんと火の入ったチョコケーキ。とは言ってもパサパサ感はなく、しっとり柔らかく、口の中で解ける軽い生地です。
他の2つよりも卵が少なく、薄力粉が多め、アーモンドプードルが入るレシピもあります。ホイップクリームを添えても重くならずに心地よく食べれる感じですね。
— —
こういった違いがあるのですが、実際はレシピが混同されてしまってるのが現状です。この3つの焼き菓子は基本、同じ材料を使います。チョコ、バター、卵、砂糖、薄力粉。つまり分量と焼き加減の差だけで、作り分けているのですね。
私もフォンダンやミキュイなど何度か挑戦してますが、なかなか狙う具合に焼き上がらないことが多いです。レシピに忠実であることと (←ズボラなのでコレが難しい)、使うオーブンの焼き癖を知っておくのがポイントのようです。
でもまあ、ちょっと焼き過ぎでも、美味しく食べることが一番大切よね〜
それではまた次回♪
Femmes de tunisie – Fondant, mi-cuit, moelleux : quelle est la différence ?
Académie du Goût – Fondant, mi-cuit ou moelleux au chocolat : quelles différences ?Blanquette-Chantilly – Fondant, coulant, moelleux, c’est quoi la différence ?