文化の違いが面白い!フランス人のちょっとビックリな習性

もう何回も目撃してるのに、やっぱり独特… と思ってしまうフランス人の習性。

特徴的だと感じる項目をあげてみました。

もちろん全員が該当するとは言えないし、文化が違えば習慣が違ってくるのも当たり前。

でもそういう違いを感じる、ちょっとした「発見」は新鮮でおもしろいものです。

ではでは、さっそく見てみましょう。

「手はキレイだからね」と言う。

彼らが人前で料理をするとき。

調理する食材を直に手でさわる場合、いちいち「手は洗ってキレイだからね」と言います。

キレイな手で料理するのは当たり前で、普段料理する時は手を洗わないのか?とふと思ってしまいます。

家では気軽に素手で調理しているけど、人前だから気にして言っているのでしょうか。

 

今まで来客時に料理をする時、この点は特別に意識してなかったので、少し驚きました。

日本はおにぎりやダンゴ文化に始まり、ひき肉を手でこねたり、和え物を手であえたりと、直手で調理することが多いです。

手で直接食材に触る方が綺麗な仕事ができることが多いと思うのですが、彼らにとっては汚い行為なのかもと思い、今ではガッツリ手で触らないよう気をつけています。

手料理をふるまってくれた友人が、ソーセージをまな板の上でホークと包丁を使って切り始めたのを見たときには、この人には絶対おにぎりは振るまえない、と確信したもんです。

【パスタとパン】を一緒に食べる。

うどんと丼など、炭水化物の重複メニューは日本でも見かけます。世界共通なのでしょう。

でもこれ、食事として栄養が偏っているだけでなく、メニューとしてやっぱり変だと思います。

ここフランスでは、パスタやお米料理を食べるのに「パンを一緒に食べる」人がいます。

パンが彼らの主食なのでそうなってしまうんだろうけど、見てて実に奇妙。

”パンとご飯” の奇妙さは私にとって、”牛乳とゴハン”の感覚といい勝負です。

お皿の上で【よく混ぜて】から食べる。

たとえば、カレーライスとかパスタとかクスクスのようなワンプレートもの。

彼らはよく、全体を混ぜ合わしてから食べ始めます。

それもかなりしっかり混ぜる。

「均一」に馴染むまで、混ぜる、混ぜる。

 

日本ではあまり気にしたことなかったけど、カレーや親子丼の全体を、しっかり混ぜてから食べ始める人もいるんでしょうか。

日本は白ご飯の茶碗が別にあって、おかずとご飯は口の中で混ざるのが基本パターン。

そのためか、私はほとんど混ぜないし、もしくは口に入れる分だけ混ぜる派。

最初に全部均一に混ぜてしまうと、最後まで同じ味を食べ続けることになり、途中で味に飽きてしまうという理由もあります。

 

混ぜるのは熱さを冷ます目的もあるのかもしれませんが、忙しなさそうに食べ物をコネて皿一面に広げてるのを見ると、なんだか食欲が減退。

一番難儀なのは、このタイプの人が他人に料理をサーブするとき。

あらかじめ混ぜれるものは、これでもかと言うほど混ぜてからサーブする傾向があるからです。

たとえばスパゲッティーやサラダなど、大鍋やサラダボールの中でソースとよ〜くコネてから、皆んなに配ります。

「自分で混ぜるから!」と心の中でよく叫んでいます。

電車で【進行方向むきの席】に座りたがる。

電車や地下鉄の座席は、席が向かい合わせになったボックス型シートが主流。

そこで、「進行方向むきの座席に強くこだわる」人が一定数います。

他に席がいっぱい空いていようが、どんなに大荷物を持っていようが、進行方向の席に座るためムギュムギュと隣に座ってくる。

電車酔いに関係してるんでしょうか。

 

空いている時はとくに、お互いユトリを持てるよう対角に座る人たちもいるので、余計に進行方向に固執派の行動が気になってしまいます。

あまりに窮屈で我慢ならない時は向かい側の席に移動するけど、それも感じ悪いので、最近は最初から逆方向席に座ることが多くなりました。

シャワーは出かける前に。

これは有名ですね。彼らは「外出する直前にシャワー」を浴びます。

つまりシャワーは身支度の一貫なのです。朝から仕事の時は朝に、昼から活動の時は昼に。

さっぱり気持ちよく、その日の予定をこなすために、出かける前に浴びるようです。

そのまま1日を過ごし、夜ベッドに入る時はその日のホコリをまとったまま就寝。布団に入る時はスッキリした状態で眠りにつきたい人には耐えられません。

彼らは1日オフのときなんか、パジャマのまま朝ごはんをとり、活動開始する直前までそのまま。やっと動く気になったら、やおらシャワーを浴びて服を着替え始めます。

私も朝シャワーを浴びますが、やっぱり寝る前にも軽く浴びてしまいます。1日1回にしろと言われたら、迷わず夜シャワーを選びます。

平熱が高い。

彼らはどうも、平熱が37度らしいです。私は36度ちょいが平熱なので、37度超えになるときは病気。しんどくて医者に行くと「熱はないですね」と言われます。いや、私にしたら熱出てるんです…と言っても、しんどくないでしょみたいな感じ。

体温の高い彼らは冬でもけっこうな薄着。寒くて厚手のセーター着てダンゴ虫になってる私の隣で、薄手のセーターをサラっと着こなしてスマしてる彼ら。コートの下は半袖の人だっています。

夏場、日本ほど気温が上がらないパリは、油断すると足元が冷えたりします。冷え性の私は夏にサンダルを履くことがグンと減りました。でも彼女たちは、気温のまだ低い夏前から足元はサンダル姿に。パリっ子たちはどうも「冷え」を知らないようです。

 

おわりに

今まで幾度となく出会ってきて、「変わってる」「特徴的だ」と感じるフランス人の習性をあげてみました。旅行に来たときは、じっくりフランス人を観察してみてください。文化の違いが見えるのは本当に面白いです。今回は彼らの習性6点あげましたが、まだまだあるので続きはまた次回♪

最新情報をチェック