フランス語「EN の付いた動詞」表現

フランス語【EN の付いた動詞表現】en vouloir/ s’en aller/ s’en sortir…

みなさん、こんにちは。

今日は【 EN のついた動詞】の表現についてです。

 

たとえば “J’en ai assez de…”のように、en が付いた状態で熟している動詞があります。

表現の存在を知らないと、なんで en が聞こえてくるのかと、つい不思議に思ってしまう型です。

 

この en の付いた動詞は、日常会話で使われる自然な表現のものが多く、知っていると、とても使い勝手が良いのです。

今日はその動詞をいくつか紹介したいと思います。

それではどうぞ、ごらんください♪

 

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【EN】を使った熟語動詞

【s’en aller】その場を立ち去る

バーのカウンターで腕時計を見ながら、

Je finis mon verre et je m’en vais. 

「このグラス終わらしたら、帰るよ。」

 

玄関先にしつこく居座って出て行かない人に頭にきて、

 Allez-vous en !

「帰ってください!」

 

【en avoir assez de】〜はもうたくさんだ!

そこらのお店で同じ流行歌が流れていて、

J’en ai assez d’entendre la même chanson.

「おんなじ歌ばっかり、もうたくさんだ。」

 

同じ意味でくだけた表現に【en avoir marre】というのもあります。

 

なんだか態度がそっけない彼女に、

Tu en as marre de moi ?

「僕に愛想つかしてる?」

 

【en être à】〜な段階にいる

物事の進度、どのステップにいるのかを表現できます。

どこやってるのか分からなくなったとき、

On en est où ?

「今どこだっけ?」

 

レポートの進み具合をたずねるときに、

-Où en es tu dans ton rapport?

-J’en suis toujours au début.
-J’en suis arrivé à la fin.

「レポートどこまでできた?」
「まだ最初のところです。」
「やっと終わりまできました。」

en arriver à」で「〜するに至る」という意味。

 

【ne plus en pouvoir】もうだめ、耐えられない

これは精神的、身体的疲労の両方に使える表現です。

 

連日の大寒波に、

Ça fait dix jours qu’il fait moins dix degrés. Je n’en peux plus de ce froid.

「もう10日間もー10℃なんだけど。この寒さにはもう耐えられないよ!」

 

我慢も限界、旦那のことを友人にグチる、

Je n’en peux plus de lui. Il parle tout le temps de sa mère.

「彼にはもう耐えられない。いつもママの話ばっかり。」

 

【en vouloir à qn.】 〜を恨んでる

彼氏とケンカしてる女友達が言うに、

Je lui en veux de m’avoir menti.

「私、嘘ついた彼のことを恨んでるの。」

 

数日後、彼女にその後の様子をたずねて、

-Tu en veux toujours à ton copain ?
-Oui, je ne lui pardonnerai jamais.

「彼氏のことまだ恨んでるの?」
「うん。絶対に許さない。」

 

次に紹介するのはこの en vouloir à qn の代名動詞型です。

 

【s’en vouloir】自分を恨む・後悔する 

愛するヨメの誕生日をコロッと忘れていた罪悪感から、

Je m’en veux d’avoir oublié ton anniversaire.

「君の誕生日を忘れてた自分がイヤになるよ」

 

たとえば、大富豪に嫁いだシンデレラに継母が、

J’ai été méchante avec toi. Je m’en veux tellement. 

「私、あなたに意地悪だったわ。とても後悔してるのよ。」

 

【s’en faire】心配する

出番の直前で緊張してる同僚に一言、

Ne t’en fais pas. Tu vas réussir.

「心配するな。君は成功するさ!」

 

【s’en prendre à】批判する・攻撃する 

なにかとすぐ攻撃してくる友達?に、

Pourquoi tu t’en prends toujours à moi ? 

「なんでいつも私にかみついて来んの?」

 

自分より弱い人ばかりを攻撃する様を目の当たりにし、

C’est inadmissible de s’en prendre aux plus faibles.

「より弱い者を攻撃するとは、受け入れ難い!」

 

【s’en sortir】うまく切り抜ける

勉強せず、バイトと恋愛にはげみ、試験はカンぺで高得点を出す友達に、

 Tu t’en sors bien.

「うまいことやるやん。」

 

絶体絶命の大ピンチ!

Je vais m’en sortir.

「切り抜けてやる。」

 

おわりに

EN がくっついた動詞、面白いですね。大きな意味合いの表現ではないけれど、日常会話でニュアンスが欲しいときに重宝する気の利いた表現が多いです。この EN は不思議で、文中に DE が出てきても EN は付いたまま。(文法的には代名詞扱いする人もいれば副詞扱いする人もいるようです。が、話す分には重要点ではないです) この EN の正体にはちょっと興味があるので、いろいろ調べてみて、なにか面白いことが見つかれば報告したいと思います。

それではまた次回♪