基本フランス語【複合過去】助動詞は Être?Avoir?

 

みなさん、こんにちは。今回は複合過去に代表される【複合時制の助動詞】についてです。

複合時制は『助動詞+動詞過去分詞』のかたち。

この時につかう助動詞は【être】か【avoir】で、動詞によってどちらを使うかが決まっています。

今回はその助動詞と動詞の関係について見てみます。

ここでは日常よく使う『複合過去』をつかって話をすすめていきます。

 

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基本「複合過去」のかたち

主語 + 助動詞 (Être/Avoir) + 動詞過去分詞

これで「~した」という過去を表すことができます。助動詞は主語の人称にあてはめて活用させます。

活用の確認です。

ÊTREJe suis      Nous sommes
Tu es        Vous êtes
Il est         Ils sont

AVOIR
Jai          Nous avons
Tu as       Vous avez
Il a           Ils ont

それではさっそく、どういった動詞に助動詞 ÊTRE AVOIR を使うのかをみてみましょ。

まずは【ÊTRE】をつかう動詞、つぎに【AVOIR】をつかう動詞の順にみていきます。

 

 

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助動詞【ÊTRE】の動詞

助動詞【ÊTRE】をつかう動詞・その1

つぎの動詞を複合時制にするときにはêtreをつかいます。

動詞の過去分詞を、主語の性数に一致させるのを忘れないように!  (例・Elle est allée chez sa mère.)

naître                  生まれる
mourir / décéder  死ぬ
arriver                  着く
partir / repartir    (再)出発する
entrer / rentrer    入る/帰宅する
sortir / ressortir   外出する/再び外出する
monter                上る
descendre           下りる
aller                     行く
venir / revenir      来る/戻って来る
devenir / redevenir   になる/再びになる
retourner              引き返す
tomber / retomber  こける/再びこける
rester                   留まる
passer / repasser  通る/再び通る

Attention !!

上記一部の動詞で、その動詞に直接目的語がある場合は「AVOIRをつかいます。( = 自動詞/他動詞の両方の性質をもっている動詞です)

つぎの例文でそれぞれ助動詞による意味のちがいを比べてみます。

 

Je suis sorti(e) hier soir.
昨夜外出した。

Jai sorti la poubelle ce matin. 
今朝ゴミを出した。(la poubelle sortir の直接目的語なので助動詞は avoir を使います。poubelle ♀ゴミ箱)

 

Je suis passé(e) à la boulangerie.
パン屋に寄った。

Jai passé un examen.
試験を受けた。

 

Je suis entré(e) dans la maison.
家の中に入った。

Jai entré le mot de passe.
暗証番号を入力した。

 

Je suis rentré(e) à pied.
歩いて帰ってきた。

Jai rentré la voiture dans le garage.
車をガレージに入れた。

 

Je suis monté(e) sur un escabeau.
脚立の上にのぼった。

Jai monté des livres au grenier.
本を屋根裏に上げた。

 

Je suis descendu(e) à la cave.
地下室に降りた。

Jai descendu lescalier.
階段をおりた。

 

Je suis retourné(e) à l’école.
学校に引き返した。

Jai retourné lomelette.
オムレツを裏返した。

 

このように、直接目的語が入ると別の意味を表現できる動詞があります。日常でもよく使う基本の動詞たちなので、少しずつ確実におぼえていきます。

以下、ちょっと特殊な動詞です。サッとふれておきます。

Remarque1
paraître】系の動詞について。
(paraitre/apparaitre/disparaitre) は助動詞に ÊTRE / AVOIR どちらでも使えますが、使用される助動詞に傾向があります。

paraître(現れる)  Il a/est paru → 主語が人の時はavoir。出版物の時は、avoirで「出版された」という動作、être で「出版されている状態」を表現することが多いです。
apparaître】(姿を現す) Il est apparu → Être が主につかわれます。
disparaître】(姿を消す) Il a disparu → Avoir が主につかわれます。

Remarque2
venir】系の動詞について。

venir/ revenir/ intervenir/ parvenir は助動詞 être
prévenir/ convenir 助動詞 avoir

 

助動詞【ÊTRE】をつかう動詞・その2

【代名動詞】を複合時制にするときは「être」を使います。

Je me suis lavé les mains.
手を洗った。

Je me suis levé(e) tôt ce matin.
今朝はやく起きた。

 

以上が、助動詞に【ÊTRE】をつかう動詞でした。

助動詞 【AVOIR】の動詞

助動詞に ÊTRE をつかう動詞以外の動詞には AVOIRをつかいます。つまり大半の動詞が avoir をつかうことになります。

Jai fini mon boulot.
仕事を終えたぞ。

Jai été un peu maladroite.
ちょっと軽率(不器用)だったな。

 

おわりに

『助動詞ÊTRE をつかう動詞』は日常、自分の移動する様を表現する際によくつかう動詞ばかりです。ある意味、使う頻度が多すぎるので「覚えなきゃ!」と思わなくても意外とあっというまに覚えてしまいます

大事なのはその ÊTRE をつかう動詞(自動詞)が、AVOIR を助動詞にとった場合(他動詞)との文意のちがいをしっかり理解することです。意味(用途)も複数ある場合が多いので、辞書で例文をしっかりと確認してゆくのが大切です。