フランス語「条件法現在」作り方と使い方

フランス語【条件法現在】の作り方と使い方

みなさん、こんにちは。

今日は【条件法現在】についてです。

フラ語の勉強をはじめて一番最初に習う、お店で物を頼むときの言い方  « Je voudrais… »

条件法現在は Si を使った仮定文で使えるのはもちろん、日常では人に何か頼むときや助言するときに「丁寧さ」として使う場面が多く、なるたけ早くおぼえたい法です。

今日はその「条件法現在」の使い方についてです。

それではどうぞ、ごらんください♪

 

【条件法過去】は別ページにまとめています。

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フラ語「条件法過去」の作り方と使い方

フラ語【条件法現在】作り方

サッと活用です。

「条件法現在」の語幹は、単純未来と同じ「動詞不定形」で、活用語尾だけが異なります。

  条件法の「語幹」

– er / ir 動詞 = finir → finir- 
– re 動詞 = prendre → prendr-

 

それでは finir で活用語尾をみてみます。

Ex. FINIR 

単純未来

条件法現在

Je

finirai

finirais

Tu

finiras

finirais

Il

finira

finirait

Nous

finirons

finirions

Vous

finirez

finiriez

Ils

 finiront

finiraient

 

つぎは「不規則動詞」です。

条件法の語幹だけを載せています。使う時は活用語尾をつけてね。

動詞不定形

条件法の語幹

AVOIR

aur-

ÊTRE

ser-

FAIRE

fer-

ALLER

ir-

DEVOIR

devr-

RECEVOIR

recevr-

POUVOIR

pourr-

VOIR

verr-

ENVOYER

enverr-

MOURIR

mourr-

VENIR

viendr-

TENIR

tiendr-

SAVOIR

saur-

VOULOIR

voudr-

APPELER

appeller-

PAYER

paier-

FALLOIR

il faudrait

VALOIR

il vaudrait

PLEUVOIR

il pleuvrait

etc.

 他にも不規則動詞はあるので、出会うたんびにコツコツ覚えていきます。

 

フラ語【条件法現在】使い方

条件法現在はいくつかの働きがありますが、どれも条件法が持つ「語調を緩めて断定をさけ、不確実感がでる効果」を利用してるので、いずれも似たような項目であるのが分かると思います。

少し例をみてみましょ。

 

① やさしく助言。

助言するときに条件法を使うと、語調がゆるみ命令っぽく聞こえません。

 

最近太ったという友人に、

À ta place, je ferais un peu de sport.

「私だったら、少しスポーツするかな」

 

ここ数日、不眠が続くと言う姑に、

Vous devriez aller voir le médecin.

「お医者さんに行かれた方がよろしいのでは」

 

ケホケホ咳ばかりしてる旦那に、

Tu ferais mieux d’arrêter de fumer.

「タバコやめた方がいいんじゃ…」

 

② 礼儀正しく頼み事。

頼むときも条件法で語調を弱め、命令口調になるのをふせぎます。

 

友達に頼むとき、

Est-ce que tu pourrais me prêter ton vélo ?

「自転車かしてもらえるかな?」

 

カフェに入って、

Je voudrais un verre de vin blanc, s’il vous plaît.

「白ワインを1杯いただけますか」

 

食事中に、

Je pourrais avoir du pain ? 

「パンもらってもいいかな?」

 

③ 願望。

たまには外食をしたくて、

J’aimerais aller au restaurant ce week-end. 

「この週末はレストランに行きたいな〜」

 

④ 仮定文。

Si + 半過去/大過去 + 条件法現在

「もし〜なら、〜なのに!」ですね。

 

旅行パンフレットを眺めながら、

Si j’avais de l’argent, je partirais en vacances.

「お金あったら、バカンス行くのにな」

 

夜更かしの次の日、

Si je m’étais couché tôt hier soir, je ne serais pas fatigué aujourd’hui.

「昨日早く寝ていたら、今日はしんどくなかったやろうにな…」

 

⑤正確性に欠ける情報を言うとき。

メディアがよく使う手です。条件法を使うことで語調が弱まり「おそらく」のニュアンスがでて断定をさけれます。

ニュースで、

Il y aurait une vingtaine de morts dans cet accident.

「この事故での死者は20人数名にのぼるもようです。」

 

おわりに

条件法は語調が穏やかになります。Si 節が隠れていると考えると、分かり易いかもしれませんね。その点、直接法は断定感が強いので、文によっては荒っぽく雑に響くモードのようです。このように文がどう響くのかは、ネイティブでないと分からないことが多く、大人学習者が一番理解に苦労するポイントだと思います。私も今は「こういう場面には条件法!」と覚えて使っていますが、いつか条件法の味が自然と分かる日がくるといいなあと願っています。

それではまた次回♪

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