フランスでの犬のしつけ。

「犬のしつけ」をやり直す#1【うちのワンコはハラスメント犬】

今日は、ワンコのしつけで失敗をした話です。

 

ホワイトスイスシェパードを1頭飼っています。物覚えが非常に良く、人好きで飼いやすいと感じる犬です。

ですが、リード無しで森を散歩することの多いフランスで、絶対に欠かせないしつけで大ミスをしてしまいました。

興味のある方はどうぞごらんください。

犬のしつけで失敗。

フランスでワンコのしつけ。

フランスで「犬」は、私たちの生活に、かなり積極的に受け入れられてます。

街には、愛犬と同伴できるレストランやホテルがたくさんあります。パンや新聞を買いに行く時はもちろん、カフェに行くのも、旅行もワンコと一緒。

それくらい犬たちは、人間の生活に入り込み行動を共にすることが許されていて、飼い主も愛犬との生活を存分に楽しむことができます。

それには、周りの人に迷惑をかけないことが大前提なので、犬たちは非常に良くしつけられています。

でも、全部の犬がしっかり「しつけ」られてるわけではありません。

先にも述べたようにフランスでは、犬をリード無しで森を散歩させるのはよくあること。リードつけていると、問題のある犬なんだとすぐに分かります。犬同士の「こんにちは」ができないケンカ早い犬などですね。

そして他にも、凶暴性が見えにくいけど「問題有り」とされる犬もあります。フランス語で「シアンアルスラー chien harceleur」と呼ばれる犬たちです

うちのワンコはハラスメント犬!

シアンアルスラーとは「ハラスメントする犬」のこと。

相手の犬が「嫌だ!」と言ってるのに、しつこく遊ぼうと追いかけ回したり、挑発し続ける犬です。

うちのワンコがまさしくコレ。

相手の「イヤだ」で止めない犬は、相手の犬からだけでなく、その主人からとても嫌がられます。犬と参加するハイキングクラブでも「シアンアルスラーの参加はご遠慮ください」と断られることも。

ケンカ早い犬は飼い主も問題を自覚しやすいのですが、このシアンアルスラーは凶暴性が一見分かりにくいため、飼い主が問題を自覚しない場合があります。

フランスではイヌ同士の挨拶はとても大事。

ワンコ同士の穏やかな「挨拶」はマナー。

ハラスメント犬になる要因はいくつかある様ですが、うちの場合は仔犬の社会化期に、他の仔犬と無制限、無秩序に遊ばせていたことが原因です。成犬になっても、他犬と「仔犬遊び」をしようとするのです。

犬を見ると遊びの興奮が再燃し、相手が「やめて!」と言ってもおかまいなし。相手の首根っこを甘噛みしたり、前脚を相手に掛けたり吠えてみたり。有りとあらゆる手段をつかって、執拗に挑発し、追いかけ回します。

次第に興奮が一種のパニックになり、主人の NO が効かなくなります。

おまけに飼い主が緊張し始めると、犬はびっくりするくらい敏感に感じ取り、いつしか「喜び」が「威嚇」に変わります。

飼い主の心の状態って、けっこう重要なようです。

犬の「挨拶ができる」って、どんな芸よりも大切だと感じます。100%機能する「待て」と「呼び戻し」が必須のしつけ。

よって、ワンコはハラスメント気質矯正のため、学校に通って、オートコントロールのトレーニングを始めました。

クリッカーとクッキーでホイホイ覚えれるようなテーマではないので、とてもとても時間がかかりそうだけど、私自身のワンコとの接し方を見直す機会でもあるので、焦らずやっていこうと思います。

犬って、主人を写す鏡なのだ… と思う今日この頃です。

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