【犬のしつけ】5歳の大型犬がトレーニング学校に通った成果は?

うちのワンコ、ホワイトスイスシェパード♀5歳のハラスメント気質を矯正するため、トレーニング学校に通い始めた話。

これまで、学校で教わったことや気づいたことをブログに綴ってきました。

そして今回ついに1サイクル (個別レッスン5時間と集団レッスン約60時間) が終わり、やっと一段落です。

そこで気になるのが、その成果で。。。今回はそのお話です。

トレーニング学校に通った成果は?

ワンコの待ての練習「マテ」の練習は徹底的に。

トレーニングで得れたもの。

学校に行き始めた目的は2つ。

ワンコの「他犬への執拗で乱暴な振る舞いをやめさせる」と「興奮のコントロールを学ぶ」でした。

そして半年以上のトレーニングを積んで、

 

成果はちゃんとありました。

他犬に対する乱暴さは根底に残っていますが、トレーニングの積み重ねでワンコは「それを使わないでいる」ことができるようになりました。

興奮要素を前にしても、それなりに主人の命令を聞ける冷静さを、持てるようになったのです。

まあ、主人がいない場合は相変わらず乱暴するんでしょうが、私たちにとってワンコを制御しやすくなったメリットは大きく、特に散歩時のストレスが減りました。

 

トレーニング学校に通った成果は、ワンコだけでなく、私もワンコの扱い方を学んだと言えます。

もしかしたら、それが一番大きな成果かもしれません。

問題に直面する時「ワンコをどう扱ったら良いか分からない、、、」と途方に暮れることがなくなったのは、とても心強いことです。

 

半年以上、毎日ワンコと一緒に奮闘してトレーニングを重ね、変な話、今ではワンコの頭の中が、手に取るように分かる気がします。

ワンコも同じことを思っているかも知れません。。。

 

つまりワンコの乱暴さは無くならない?

犬の問題行動はタイプも原因も様々なので一概にはいえませんが、うちのワンコの「他犬に対する執拗で乱暴な態度」は、彼女が幼い頃に身につけたものです。

正しいコードを学ばせることの大切さを、ちゃんと理解していなかった私のミスです。

 

良いことも悪いことも、幼少期に覚えたことは、そう簡単には忘れません。(だから早期の躾は大切なのですね。)

彼女にとって他犬との遊びは「乱暴な動作をすること」が自然で当たり前で、そうするしか知らないのだなと、見ていて分かります。

 

そこに気づいてからは、5歳犬に、悪い行動をやめさせて正しい行動を覚えさせようと躍起になるよりも、ワンコがその悪い行動に出ないよう先手を打つことだけに焦点を置きました。

そうすると、ワンコがいつまで経っても悪い行動をするからといって、トレーニングの大敵である「イライラ」することもなくなるからです。

 

コードが出来てる犬ってどんなの?

森を散歩していて、よく出会う散歩犬の群れがあります。(ホワイトシェパード2頭、バーニーズ1頭、ジャックラッセル1匹、ゴールデンレトリバー1頭)

トレーナーの指揮の下、犬たちはノーリードで散歩してるのですが、群れの動きが安定していて、躾の入った犬たちであるのが分かります。

 

木の枝を引っ張りっこしたり、誰かがあっちに行ったら残りもワラワラと追いかけてみたり。

みんな好き勝手にしてても、どこか同じ言語を喋って意思疎通してるような空気が漂っているのです。

 

ある日、その群れがワンコに気づいて近寄って来ました。

トレーナーもワンコを自由にさせてみたらと言ってくれたので、リードを外したのですが。。。

 

穏やかに挨拶してくる彼らに対し、ワンコはいつものように、乱暴に遊びにさそう姿勢を見せます。

しかしコードが出来てる彼らは、ワンコの執拗な挑発にも、そう簡単に乗ったりはしません。

彼らの取った行動は、興奮するワンコを無視して、自分らだけで楽しく遊ぶでした。

 

学校のレッスンでも、ワンコは遊びの輪に入れず、よく「独りぼっち」か「揉め事の張本人」になっていました。

執拗な挑発を相手に買われてしまい、噛まれて病院行きになった事もあります。( 売る方が悪いとはいえ、ここはもちろん買ってもダメです。)

 

正しい遊び方、つまり相手のNOを理解する(=NOが出た段階で止める) ことを知らない犬は嫌われます。

嫌われるだけならまだしも、相手によっては流血沙汰にもなりうるわけです。

 

正しくコードを学習した犬たちのつくる空間は「カオス」にはなりません。

自由に遊んでいても、騒々しさ、スピード感、乱雑さとは無縁です。

犬は群れてる方が落ち着いてられることが多いですが、そうやって穏やかに群れていられるのも、コードをちゃんと学習してるからです。

背中を噛まれ、超落ち込んでるワンコ。
傷を掻かないようマント着用。

これからも毎日がトレーニング。

半信半疑で始めた5歳犬の再教育でしたが、思いのほか成果が得られてうれしい限りです。

欲を言えば、ワンコが皆と上手く遊べるよう、相手のNOを理解させたかったですが、こればかりはそう簡単ではなさそうです。

それでも、5歳から新たに覚えれた事も多々あるので、それらを忘れないためにも、日々のトレーニングはこれからも必須です。

もう学校行かずとも自主トレでやっていけそうですが、やはり学校へ行くメリットは大きいと感じるので、地を固める意味でも、あともう1サイクル通っておこうと思います。

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