フランス語「Ça fait/Ça faisait」について

フランス語【Ça fait/faisait longtemps que 否定文】時制の組み合わせと文意

みなさん、こんにちは。

今回はÇa fait…que 否定文】における、時制の基本的な組み合わせとニュアンスについてです。

頭では時制一致のルールを理解できていても、いざとなると微妙なニュアンス差に戸惑うことがあります。

私はとくに que 以下が否定文の場合が苦手で、頭がこんがらがりやすいため、まとめてみました。

それでは、どうぞごらんください♪

はじめにÇa fait… que 否定文基本時制くみ合わせ

ここでは例文の表現としてÇa fait longtemps que 否定文】で統一して見ていきます。

会話でよく使う【Ça fait…que + 否定文 】における時制くみ合わせの定番は、

Ça 現在形 que 現在形
Ça 現在形 que 複合過去
Ça 半過去 que 大過去

ポイントは que 以下の否定文が、

「現在形/複合過去」の場合は、その事は「まだ再実現していない」
「大過去」の場合は、その事が「再実現した」

ことを表します。

まずは【Ça fait】次に【Ça faisait】の順でみてみましょ。

Ça fait … que 現在形 / 複合過去】

que 以下の否定文が「現在形/複合過去」だと、事は「まだ再実現していない」表現になります

【現在形 + 現在形】
Ça fait longtemps que je ne le vois pas au bar.

長いこと彼をバーで見かけないな。
(彼をバーで見かけない期間が長い)

【現在形 + 複合過去】
Ça fait longtemps que je ne lai pas vu.

長いこと彼に会ってないな。
(彼に会ってない期間が長い。今もまだ会ってない。)

【現在形 + 現在形】
Ça fait longtemps que je ne mange pas/plus de viande.

お肉を食べなくして長いな。
(「ne…plus」を使うと「もう肉は食べてないんだ」のニュアンスがはっきり出ます)

【現在形 + 複合過去】
Ça fait longtemps que je n’ai pas mangé de viande.

長いことお肉を食べてないな。
(機会がなかったりと、今現在も食べれてない)

 

Ça 現在形 que 大過去】の形

ときどき、この不思議な時制の組み合わせに出会うことがあります。これは「事が達成されたその直後」に使える表現です。

例えば、久しぶりのご馳走の最後の一口を食べ終わった直後に、

Ça fait longtemps qu’on ne s’était pas régalé(e)s comme ça.

こんな風にご馳走を堪能したのは、久しぶりだよね。(長いこと、こんな風にご馳走を堪能してなかった)

 

ナゼこの時制の組み合わせが、事が達成された直後で可能になるのか、私の知識ではちゃんと説明できないのですが、以下感覚でのべてみます。よければ目を通してみてください。

事は再び達成され、ご馳走を食べてない状態は打ち切られたので、 que 以下は大過去。 そして Ça fait 現在形で 「今久しぶりにご馳走を食べることが達成された!」という完了感が、大過去と現在形との距離差からハッキリ浮かんで聞こえます。ちなみに半過去  “Ça faisait longtemps qu’on ne s’était pas régalés. ”  だと、達成した瞬間というよりは、食べ終わってしばらくしてから、もしくは食事中に「ご馳走を食べてなかった期間、長かったよね」と ” 久しぶりである ” ことを一歩引いて回想するニュアンスが出ます。

Ça faisait … que 大過去】    

事が「久しぶりだった」と現時点から過去を回想する形です。que 以下が否定文の「大過去」なので「事すでに再実現、達成」されています。

 

例えば、昨夜久しぶりにチョコケーキを食べたという話をしていて、

Jai mangé un gâteau au chocolat hier soir.  Ça faisait tellement longtemps que je nen avais pas mangé.

昨夜、チョコケーキ食べたんだよ。ほんと久しぶりだったわ。(食べてなかった期間がほんと長かった : 昨日のことを回想している状態)

 

この「半過去+大過去」の形は次のような場面でも使えます。

久しぶりに美味しいチョコケーキをムシャムシャ食べてる途中、

Ça faisait longtemps que je navais pas mangé un gâteau au chocolat aussi bon.

こんなに美味しいチョコケーキは、久しぶりだなあ。(美味しいケーキを食べてなかった期間が長かったなあ : 食べながら、食べてなかった昔を回想してる状態)

まとめ

まとめです。最後にもう1例みてみましょ。

【Ça 現在形 que 現在形】

例えば「ケンカしてたAちゃんとはどうなの?」ときかれて、

Ça fait longtemps qu’on ne se voit plus.
もう長いこと会ってないよ。
(お互いもう会わないとしてから長い)

 

【Ça 現在形 que 複合過去】

例えば、久々の友達との電話で、

Ça fait longtemps quon ne sest pas vu(e)s.
長いこと会ってないよね〜。
(機会がなかったりで今も会ってない)

 

【Ça 現在形 que 大過去】

例えば、友達と再会した瞬間に、

Ça fait longtemps qu’on ne s’était pas vu(e)s.
長いこと会ってなかったねえ!
(会ってなかった期間が長いよね : 再会は今達成されたので大過去)

 

【Ça 半過去 que 大過去】

例えば、友達と再会して数時間後、一緒にゴハン食べてる途中に、

Ça faisait tellement longtemps qu’on ne s’était pas vu(e)s.
ほんと長いこと会ってなかったよね〜。
(会ってない期間が長かったと回想)

 

おわりに

Ça fait…que 否定文】における時制の定番くみ合わせ「現在形現在形」「現在形複合過去」「半過去大過去」はよく使います。

特に que 以下が否定形文の場合のニュアンス差、現在形/複合過去「まだ再実現していない」、大過去「再実現した」は、しっかり把握しておくことをおすすめします。

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