チーズ嫌いでも食べれるチーズがこれ!
味や匂いに、ほとんどクセがありません。とにかくクリーミー。
今回はこのチーズ界のファオグラとよばれる『ブリヤ・サヴァラン』« Brillat-Savarin » についてです。
Table des matière
歴史や生産地は?
ブルゴーニュ、ノルマンディ地方で生産されている、比較的あたらしいチーズです。1890年に『エクセルジオル』という名でつくられたのが最初。その後1930年に、19世紀の美食家の名前をとって『ブリヤ・サヴァラン』と改名します。
なんのミルクから?
ウシの生乳または殺菌乳からつくられ、4月から10月が最盛期。最低12日間の熟成をへて出荷されます。
トリプルクリームのチーズで、クリーム分をたしてつくられます。脂肪分が高そうに感じますが、水分量が多いチーズなので100g あたりの脂肪分はおよそ33%と普通です。同量比較ではオッソイラティやパルメザンなんかよりも低脂肪。
たまに、このチーズは脂肪分が75%と書かれているのを見ますが、あれはチーズの水分をぬいた乾いた状態での脂肪分です。
大きさや形は?
大きいタイプで、直径約13㎝、厚みは4㎝くらいの円盤型をしています。ふた回りほど小さいサイズもありますが、大きいタイプを半分に切って売っていることも多いです。
どんな味?
口当たりの軽いクリームチーズのようです。もっともよく店で売られている 3・4 週間ほど熟成した、薄く白カビにおおわれたタイプはとても穏やかな風合い。ミルクのやさしい味わいが楽しめます。酸味もほとんどありません。
外側の白い皮も柔らかく、表面はしっとり湿っています。口の中で皮が味わいのジャマをすることもないので、ホイホイ食べられますよ。
熟成がすすむと皮が締まってきて、表面にオレンジのブツブツがあらわれ、他のチーズと同様に味匂いが立ってきます。ちなみにこのチーズ、熟成の超浅いフレッシュタイプもあるようです。
どこかで『ブリヤ・サヴァラン』に出会ったときはぜひお試しください!