仏映画【愛してる、愛してない…】女子にオススメ恋愛スリラー

映画《アメリ》のオドレイ・トトゥが、空想癖のある女の子を演じるロマンチック・スリラー。

オドレイが相変わらず可愛く、年頃の女の子には特に受けそうな作品。シナリオもそれなりにヒネリが効いていて、適度なスリルにドキドキしながら気楽に鑑賞できます。

ネタバレなしでは感想が書きにくかったのでバラしていますが、この作品をこれから初めて観る人は、予備知識なしで観ることをオススメします。

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Table des matière

作品情報

【愛してる、愛してない…】
原題  « A la folie… pas du tout »

監督   レティシア・コロンバニ
出演       オドレイ・トトゥ 
     サミュエル・ル・ビアン 
公開年  2002年
上映時間 98分
ジャンル ロマンチック・スリラー

あらすじ

美術学校生のアンジェリク (トトゥ) は、心臓外科医のロイック (ルビアン) に恋をしている。彼は結婚していて、もうすぐ妻ロシェルとの間に子供も産まれる。

アンジェリクは、熱心にロイックに贈り物をしたり、デートや旅行の計画を立てるが、彼はその待ち合わせ場所には決してやって来なかった。これほど愛しているのに、なぜ彼が約束を保護にするのか、彼女には理解できなかった。

ある日アンジェリクは、道端でロイックと妻ロシェルがキスをしているところを目撃してしまい…

感想

ネタバレます!

意外な仕掛けがあって、楽しめた作品でした。作品の前半部分はアンジェリク視点での恋愛ストーリー、後半部分は、前半のストーリーを現実視点から見た構成となっています。

この前半部分が、少しダルいかなと感じました。アンジェリクの妄想話なため、ストーリーは全てバラ色、モノトーンな描写なのです。でもここをグッと我慢すると、次第にアンジェリクが壊れていくのが見受けられ、ストーリーの風向きが変わります。

「フィルムの巻き戻し」画面が入って、後半部に突入。場面は作品冒頭と同じシーンになり、現実に起きていた状態が、改めて描かれていきます。

この「巻き戻し」のアイデアは、なかなか面白かったです。ただ前半の恋愛話で疲れぎみだったので、画面が最初に戻った時は、「また今までのラブストーリー全部観直すのか ?!」と正直ヘコみました。(笑)

でも後半は、アンジェリクがどれほど心を病んでるかの描写で、ストーリーの色調がガラッと変わり、スムーズに最後まで観きれました。

彼女、かなり病んでいるんですね。好きな人に矢を突き通したナマの心臓を贈ったり、ホームシッター宅の一室に、ミイラみたいなロイックのオブジェを壁一面に作りあげてみたり、精神病院入院中に処方されたクスリでロイックのモザイク作ったり。。。彼女の精神の病み具合に、背筋がゾクっとするような場面が、効果的に挟まれていました。

最後は、入院中にクスリも飲んでいなかったアンジェリクが、「心の病は治った」と判断されて、ルンルンで退院してオシマイなのです。そんな終わり方させるか⁉︎と、思わず息巻いてしまいました。『ストーリーが終わっていないオチ』は消化不良になるので苦手なのですが… まあ、このモヤモヤ感をわざと狙ってるんでしょうね。

ある意味この作品は、女子な視点で見たほうが楽しめる作品だと思います。画面はきれいだし、オドレイ・トトゥの衣装も演技も可愛い。彼女はアメリやアンジェリクのように、空想癖のある女の子を演じるのが上手いですね。またそのキャラが、彼女に似合っています。

アンジェリクに恋をする医学生ダヴィッド(クレマン・シボニー)も、なかなかの演技派でした。ロイックより存在感あったように思います。

傑作というわけではないですが、それなりに良くできた作品で、楽しめました。

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