フラ語【否定の返事・否定文】について

みなさん、こんにちは。

今日のフランス語は【否定文】についてです。

返事の否定NONはもちろん、否定文を使うときの注意点や、どんな否定の表現があるのか、すこし探ってみようと思います。

それではどうぞ、ごらんください♪

フラ語の【否定文】の作り方

返答の « Non »

返答の « Non » です。

質問が肯定文の時は、Oui/Non で率直に答えれば良いのでそう面倒ではありませんが、注意すべきは、質問が否定文のときです。

相手の否定文に対して同意する場合は、否定 Nonで答えます。
(ちなみに、同意しない場合は Si ですね)

 

Tu ne veux pas goûter ce gâteau ?
– Non, merci.

このケーキ食べてみない?
いや結構、ありがとう。

Tu n’es pas sympa.
– Toi non plus.  (✖︎toi aussi.)

お前、感じ良くないなあ!
あんたもね!

 

否定文への返答は、日本語の会話とは違い、フラ語では逆の反応になるので注意です。

つぎに、否定文の作り方を見てみましょ。

 

否定文【Ne…pas】の作り方

まずは基本の ne…pas を使って、否定文作成のルールを見ていきます。

1. ne…pas の置き場所

基本は、nepas で「動詞」を挟みます。

Je ne suis pas encore vacciné.

ワクチンをまだ打ってません。

Je n’aime pas les petits pois.

グリンピースは好きじゃない。

 

もし、「助動詞」がある場合は助動詞を、「動詞が2つ」ある場合は最初の動詞を ne…pas で挟みます。

Je n’ai pas encore mangé ce midi.

お昼まだ食べてないんだ。

Je ne veux pas voir mes amis.

友達に会いたくない。

 

そして、「不定詞を否定」する場合は、ne pas を不定詞の前に置きます。

J’essaie de ne pas rire.

笑わないようにしてみるよ。

 

ちなみに、会話では ne…pas の ne が落ちることが多いですね。

Je n’ai pas faim. →J’ai pas faim.

 

つぎに、否定文における冠詞の変化について少し見ておきます。

 

2. 否定文での【冠詞の変化】

 不定冠詞、部分冠詞は否定文では de になります。

un /une /des /du /de la /des → de

Il y a un problème.
→ Il n’y a pas de problème.

 注意です!

動詞 être の文では、冠詞は変化しません。 

C’est une souris ? 
- Non, ce n’est pas une souris.

それネズミ?
いや、ネズミじゃないね。

それでは次に、どんな否定の表現があるのかを見てみましょ。

 

いろいろな【否定の表現】

Ne…plus 「もう〜ない」

pas とは一緒に使わないので注意。

plusの s は発音しません。

 

Tu fumes des cigarettes ?
– Non, je ne fume plus.

タバコ吸うの?
いや、もう吸ってない。(前は吸ってた)

Tu as encore mal à la tête ?
– Non, je n’ai plus mal à la tête.

まだ頭痛い?
もう痛くないよ。

 

Ne…jamais 「決して〜ない」

 「一度もない!」とういう様に、否定が強くひびきます。

Tu fumes des cigarettes ?
– Non, je ne fume jamais. 

タバコ吸う?
いや、絶対に吸わないよ。

Tu aimes toujours ton mari ?
– Non, je ne l’ai jamais aimé.

旦那さんのことまだ愛してる?
愛したことなんて一度もないわよ。

 

Ne…que 「〜しかない」

正確には否定文ではなく、限定する表現だけど、まとめて覚えると便利なので載せておきます。

Il ne reste que deux places. 

あと2席しか残ってないよ。(IL非人称)

 

Ne…ni…ni 「〜も〜もない」

AもBもない、と否定する物を列挙できます。冠詞が落ちることに注意。

Je ne veux ni chien ni chat.

犬も猫も欲しくない。

 

ne…personne 「誰も〜ない」

人が「ゼロ」であることを表現します。pas とは一緒に使いません。

Il y a quelqu’un ?
– Non, il n’y a personne !

誰かいますか?
だれもいないよ!

 

personne は主語にもなれます。

Personne ne m’écoute.

誰も僕の話を聞いてない。。。

 

Ne…rien 「なんにもない」

物事が「ゼロ」な状態であることを表現します。

Je ne comprends rien.

さっぱり分からない。

主語に Rien を持ってこれます。

Rien ne va dans ma vie.

人生、何にもうまく行かない。 

 

Ne…aucun(e) 「どんな〜もない」

「aucun♂/aucune♀ + 名詞」で使われ、「とある物がゼロ」と表現されます。

その点が、全般的に「ゼロ」を表現できる rien (物事)、personne (人) との違いです。

 

« Vous n’avez aucun nouveau message. » 

新しい留守番メッセージはありません。

 

もちろん文頭で使うこともできます。

Aucun de mes amis ne me parle.

友達だれ一人として僕に話しかけない。

 

Ne…nulle part 「どこにも〜ない」

「どこにも…ない」と、一発で場所ごとを否定できる便利な表現。

Je ne vais nulle part.

どこにも行かないよ。

Je ne trouve ma place nulle part.

自分の居場所がどこにも見つからない。

 

【否定のコンビ型】

上で紹介した否定の表現のいくつかは、重ねて使うこともできます。ニュアンスが複雑になるのを味わってみてください。

【ne…plus jamais】  

Je ne te ferai plus jamais de mal.
もう二度と君を傷つけたりしないよ。

 

【ne…plus que

Il ne reste plus qu’une place.
もうあと1席しか残ってない。

 

【ne…plus personne】 

Je ne veux plus parler à personne.
もう誰とも話したくない。

 

【ne…plus rien】 

Je n’ai plus rien à te dire.
君にはもう何も言うことはないよ。

 

【ne…plus aucun】 

Je n’ai plus aucune confiance en lui.
もう彼のこと一切信用してないから。

 

【ne… jamais personne】

Je ne l’ai jamais dit à personne.
そのことは絶対に誰にも言ってないよ!

 

【ne…jamais rien】

Je ne t’ai jamais rien demandé.
君には一度だって何も頼んでない。

etc.

 

おわりに

フラ語も英語と同じで、相手の否定文に同意するときは否定で反応するのですが、これが慣れるまでは曲者ですね。最初のころは返事するたびに、一呼吸置いて頭を整理していたのを思い出します。

今回紹介した否定表現以外にも、日常会話では使わず、書き言葉でときどき目にする、 ne…point「全く〜ない」ne…guère「ほとんど~ない」もあります。

否定の表現も、単独でつかったり組み合わせて使ったりと、細かいニュアンスを色々表現することができて楽しいです。例文を少し覚えて、会話で使ってみてくださいね。

それではまた次回♪

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