仏映画【冒険者たち】男2女1の友情を描いたアドべンチャー

みなさん、こんにちは。

今日は映画【冒険者たち】の紹介です。

 

何だかベタなタイトルだし、男2女1のカップルという臭う条件だし、あまり期待せずに観はじめたのですが、これが結構いい映画でした。

冒険、友情、涙、喜び、温かさ、怒り、美しさ… 色んな要素がつまった作品。

そうそう、ヒゲ面の ”ソヴァージュ” なドロンを観たい方には、オススメですよん。

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作品情報

【冒険者たち】

原題  « Les Aventuriers »
監督 ロベール・アンリコ
出演 アラン・ドロン
   ニノ・ヴァンチュラ
   ジョアンナ・シムカス
公開年  1967年
上映時間 112分
ジャンル アドべンチャー

あらすじ

飛行士マニュと機械エンジニアのロランは、日本人実業家からの依頼として引き受けた仕事、パリ凱旋門を飛行機でくぐるショーに向けて、準備を進めている。

ある日、現代アーティストのレチシアという女性が、個展作品用の鉄廃材を求めて、ロランのガレージにやって来た。彼女の溶接作業の腕前に感銘をうけたロランは、ガレージの一部をアトリエとして彼女に提供する。

低空飛行ショーの日。マニュの操縦する飛行機が凱旋門に向かうも、なんと門には巨大な国旗がぶら下がっている。門下を通過できず、寸でで回避したマニュだが、飛行禁止のパリ上空を飛行したため、免許停止に追い込まれる。

報酬が入らない上に免停と、納得いかない結果に依頼主に苦情を入れると、実は仲介者に騙されていたことが発覚。ふたりに痛めつけられた仲介者は詫びにと、宝を載せたままコンゴ沖に墜落した飛行機の情報を提供する。

お金に困っているふたりは、個展が失敗して落ち込んでいるレチシアを連れて、コンゴの海へ宝探しに出発する。

感想

イケメンプレイボーイのマニュと、生真面目なロランと、あっさり色っぽいレチシアの、3人の友情と冒険を描いた作品。

冒険面も充実してますが、それよりも男女の3角関係の空気を読むのが、非常に面白かった作品です。はっきり愛を告白する場面があるわけではないけど、ロランもマニュもお互いレチシアを気に入ってるのが分かる。でも友情を尊重してるので、どちらも一線は越えない。三角関係の微妙な空気を描いたなんて、聞いただけでウンザリするテーマなんですが、恋愛だけに焦点を絞ってないので、とても快適に鑑賞できました。

(以下ネタバレ)

恋愛だけに焦点を絞ってないとは言え、男2に女1だと、やっぱり恋愛感情は芽生えるもの。ストーリー的にもそれが自然です。

”ふたりのレチシア” みたいなそんな寒い話はゴメンで、幸いにも彼女がロランに「一緒に暮らしたい」と言います (…かわいそうなマニュ )。恋愛下手のロランは顔には出さないけど、嬉しかったの丸わかり。

そんなレチシアの生前の夢だった、要塞島を買い取ってレストラン&ホテルにする計画を熱く語るロランに、”それ彼女が僕に語った夢やん!” と密かに驚くマニュ (…)。

そして、最後のトドメ。追手に撃たれ瀕死のマニュを励ますべく「レチシアがお前と暮らしたいと言ってたぞ!」と言うロランにマニュが一言「ウソつきめ…」。そう言って息絶えたマニュの横で、頭を抱えて嘆くロラン。私には親友の死を嘆くというより、自分の愚かさを嘆いているように見えましたが、ココ、ものすごくマニュがかわいそうでした…

 

私はヴァンチュラの大ファンなのですが、この話ばかりは、ドロンに同情しまくりました。そして、ドロンのあの完璧な美貌が、なおさらマニュの薄幸感に拍車をかけていたと思います。

話は恋愛だけではなく、人間の温かさを感じてグッとくるような場面も散りばめてあり、またいつか再鑑賞したいなあと思った作品でした。

それではまた次回♪