サン・レジェ教会の天井のモザイク画

天井のモザイク画が見もの・フランスロマネスク様式の【サン・レジェ教会】

 

ゴシック様式も荘厳で美しいですが、ロマネスク様式の素朴な佇まいは、また別の美しさがあります。今回はチーズでも有名な、フランスのオーヴェルニュ地方カンタル県にある小さな町シェラドにあるサン・レジェ教会を訪ねました。

フランス地図でシェラドの町を示す

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シェラドのサン・レジェ教会

フランス、シェラドの町がある谷間この教会がある町シェラドは、人口が350人ほどの小さな谷間の町です。夏には周辺の山に放牧された牛たちのカウベルの音を聞くことができる、自然に囲まれたのどかな田舎です。

フランス、シェラドのサン・レジェ教会の外観L’église Saint-Léger de Cheylade

この教会は12世紀に建てられましたが、100年戦争の間にイングランドによって破壊され、その後15世紀に修復されます。

ロマネスク様式の教会は、ゴシックにくらべて壁も分厚く、窓も小さいので、内部は暗いことが多いのですが、ここの教会は違いました。

照明ももちろんあるのですが、それ以上に天井一面にはられたパネルの多彩な色合いが、室内を明るく感じさせています。

サン・レジェ教会の身廊サン・レジェ教会の身廊と側廊の天井を飾るモザイク

この教会のアーチ状の天井を飾る、格子状にはめられたモザイクは特に有名で、小さな教会のなかにギュッと宝石が詰まったかのように感じられ、見るものを圧倒します。

サン・レジェ教会の天井のモザイク画

この天井の装飾は、1610年から1614年の間に施されました。1428枚のカシの木のパネルからなり、動物、花、果物、天使、紋章、空想の動物など、様々なモチーフが描かれています。唯一、人間のモチーフとして、杖をもった羊飼いのパネルが一枚だけあるそうですが、残念ながら見つけられませんでした…

サン・レジェ教会の入り口の扉

教会入り口の扉↑。とても分厚い木でできていて、余計な装飾もなし。すごくブコツな風合いが、このロマネスク様式の小さな教会にとても似合っていました。

実物では、建物・木のモザイクでおおわれた天井・内部にある石でできた十字架や像など、全ての物からびっくりするぐらい温かい質感と、年月の経過を感じることができます。

しょぼい写真技術なので、全ての写真において上手にその質感をつたえられてないのが非常に残念。ロマネスクファンには一度は訪れてほしい教会です。