フランスで贈る花束【花の色】の意味

みなさん、こんにちは。

今日はフランスの「花の色言葉」です。

 

誕生日や年末年始のお祝いはもちろん、

普段の週末にも食事会を自宅で催す人が多いフランスで、主催女性への手土産にブーケは大活躍します。

 

毎回ブーケを買うたびに気になるのが、花言葉や花の色や数。

もともと花束になっている商品なら、さすがに悪い意味の花は使ってないだろうと信用してますが、色選びは毎回迷うところ。

 

贈る相手に似合う色を選べば良いのですが、贈る側も受け取る側も、花の意味が一応気になるのが女子ってもんです。

ということで今日は、フランス流「花の色の意味」についてのお話です♪

 

フランス流「贈る花の色」の意味

チューリップやガーベラなど一般的な花の場合です。バラの花は別に意味があるので別途紹介します。

「花の色」の意味

「白い花」

たくさんの意味を持った色です。「潔白、無垢、尊重、知恵」のシンボル。「始まりと終わり」も意味するので、婚約や結婚、誕生の祝福はもちろん、お悔やみにも使う色。純白一色だとメッセージ性を強く感じるけど、ピンク系の白やクリーム、紫系の白など、色々な白を組み合わせたアンティーク調のお洒落な花束もよく見かけます。

「青い花」

「詩・夢・旅」のシンボル。明るいブルーは地上の楽園や微風をイメージさせます。穏やかな愛情を抱く相手や、夢を追う人、現実逃避したい人、男の子の誕生に贈れる色。ガーデニングにおいても、ムスカリ・ラベンダー・あやめ・アジサイなど、青い花はとても人気があります。ですが、深いブルーの花は「辛い思い出」の象徴でもあるので花束には避けます。

「黄色い花」

「幸福・エネルギー・成功」のシンボル。再就職や引っ越しなど、人生における再出発をはかる人に最適。陽気さのシンボルでもあるので、パティーなどにも映える色です。とはいえ「再出発 = 関係が終わる」という印象につながるため、関係の深い女性に贈るのをさける人もいます。

「オレンジ色の花」

「固い友情・生きる喜び・若さ」のシンボル。花束を受け取る相手の幸せを心から願っているというメッセージ。相手を元気づける色とされていて、普段使いはもちろん、お見舞いにも使える万能カラーです。

「ピンクの花」

「愛しさ・優しさ・甘さ」のシンボル。ピンク色といえば、おとぎ話の少女や、甘いお菓子のイメージ。女性らしさや優しさを象徴する色で、女の子の誕生色でもあります。年齢に関係なく女性に似合う色。

「赤い花」

「生命・愛・情熱・エロチシズム・はげしさ」のシンボル。情熱的な愛の告白を表現できる色。「愛」と結びつきの強い色なので、赤一色の花束は恋人専用というイメージがあります。暗い赤は不貞をイメージさせるので恋人間ではあまり使いません。

「緑色の花」

「希望・楽観・健康」のシンボル。自然を愛し、シンプルで綺麗な心を持っている人に。緑色の花は、一見地味そうな色ですが、フランスでは好んでブーケに使われるナチュラル色です。

「紫色の花」

「高貴・繊細・創造・精神世界・平和」のシンボル。ミステリアスな一面を持った色で、個性を大切にするモダンなイメージ。静かに、心から深く思える相手のために。ブルー同様に、深い紫は葬儀用なので注意します。

 

花の「色の組み合わせ」

「白 + ピンク」

「優しさ・柔らかさ」の代表。相手への「穏やかな愛の心」を表現することができます。母親へ、祖母へ、妻へ、どんな関係の女性であっても問題なく通用する万能色。ピンクや白の選び方によって、ブーケは甘くも渋くも可愛くも作れます。

「白 + 赤」

「潔白」と「情熱」のストレートなメッセージを持つ2色。婚約のプロポーズにはもってこいの色。でもヘタすると、赤と白はイモっぽい花束になりやすいので、オシャレにまとめたり生けたりする、センスが問われる色組でもあります。

「白 + 明るい青」

青は「地上の楽園」。白と水色の2色でスジ雲を思わせる軽やかさがでるので、生活にちょっと微風を吹かせたい人に贈れる爽やかな色組。「青 + 黄」は空と太陽の組み合わせで、陽気で明るい花束になります。

「黄色 + オレンジ + 緑」

この元気の出るビタミン色のブーケは、最近お花屋さんでよく見かける人気色。「喜び・成功・希望」のイメージ。友人や家族への感謝など、自然で健康的な温かみを表現できる、とても使いやすい色味です。

何だかんだで毎月1回は花束を誰かに贈るのですが、花の種類よりも色味でいつも悩みます。やっぱりピンク系とオレンジ系が、失敗のない無難な選択です。

 

友人に送る時は、恋人のイメージの強い赤色は避けます。

ブルーは水色を差し色として上手く使えれば問題ないですが、濃いブルーは沈むので避けます。

難しいのが紫色。ピンク寄りの藤色は差し色で使いやすいく、センスある人が作ると驚くほど大人シックな花束になります。でもヘタすると不健康な花束になる要注意カラーです。

私自身も友人からいただくのは、ピンク系がダントツで多く、その次にオレンジ系です。青系と紫系は、明る目の色味でさえ、誰からも贈られたことはありません。

 

昔は出来合いのブーケを便利でよく買ってましたが、どこかイマイチな点が多く、今はできるだけ自分で選んだ花でブーケを作ってもらうようにしています。

 使って欲しい花と、緑色の葉っぱ (←これが意外と大事) を指定してお願いするだけで、ぐんとオリジナルでオシャレなブーケを贈ることができますよ!

それではまた次回♪

参考参照
kokomo – Queele est la signification des couleurs des fleurs ?
Fleurop – La symbolique des couleurs des fleurs
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