名言で学ぶフラ語「ココシャネル」編

名言で学ぶフランス語【ココ・シャネル】編

名言・名フレーズで学ぶフランス語。

今日は、一代であのCHANELブランドを築き上げた『ココ・シャネル』さんの名言です。

 

本名はガブリエル・シャネル Gabriel Chanel 。

彼女は、特に女性にむけた数多くの名言を残しました。

今回はその中から、楽しくフラ語を勉強できそうな文をいくつかピックアップ。

それではさっそく、ごらんください♪

【ココ・シャネル】の名言で学ぶフラ語。

« Une femme sans parfum est une femme sans avenir. »  

『香水をまとってない女性は、未来のない女性ね。』

彼女の名言中の名言。この文のせいじゃないだろうけど、フランス人は女も男も香水好き。私はこの文にビビって香水をつけ始めました。

femme♀女性」
parfum♂香水」
avenir♂未来」

 

« Ma vie ne me plaisait pas, alors j’ai créé ma vie. »

『私は自分の人生が気に入らなかったわ。だから自分で自分の人生を新しく生み出したの。』

内に秘めるエネルギーが半端ではない発言。

 A  plaire à B    AはBの気に入る
Ex. : Ça t’a plu?  それ気に入った?

vie「♀人生・生活」
créer「創造する」

 

 « La vraie générosité, c’est d’accepter l’ingratitude »

『本当の寛容とは、恩知らずな行為を容認することよ。』

générosité♀寛大・寛容」
accepter「受け入れる」
ingratitude♀恩知らずな行為」

 

« Pour être irremplaçable, il faut être différente. »

『掛け替えのない存在でありたければ、独創的でありなさい。』

 形容詞 différent の最後に e がついてるので、シャネルさんは女性に向けて発信したと読めます。

irremplaçable置き換えられない」
il faut +inf.〜の必要がある」
différent(e)違った・斬新な」

 

« L’élégance est quand l’intérieur est aussi beau que l’extérieur.»

『エレガンスとは、内面が外見と同じくらい美しいこと。』

 A est aussi 〇〇 que B「AはBと同じように〇〇だ」の同等比較級の節が組み込まれた文。

élégance  ♀上品さ・優雅さ
intérieur    ♂内側
extérieur   ♂外側

« Les seuls beaux yeux sont ceux qui vous regardent avec tendresse. »

『唯一の美しい目、それはあなたのことを優しく見つめる目よ。』

ceux は指示代名詞 celui の複数形。これで名詞 yeux の反復を避けてます。

seulただひとつの」
œil/yeux (pl.)「♂目・眼差し」
tendresse♀思いやり・愛情」

 

« Le luxe, ce n’est pas le contraire de la pauvreté mais celui de vulgarité. »

『 “贅沢” は “貧乏” の反対ではなく”下品” の反対。』

 品が良くないと贅沢とは言わない、てことですね。

ここでも指示代名詞 celuile contraire の反復使用を避けてます。

luxe「♂贅沢・豪華」
contraire♂反対」
pauvreté♀貧困」
vulgarité♀下品さ」

 

« La parure, quelle science! La beauté, quelle arme! La modestie, quelle élégance ! »

『装いは知恵!美しさは武器!謙虚さは、なんというエレガンス!』

Quel (le) は後に名詞を付けて「なんという〇〇!」と感嘆意を表せる形容詞。

Ex. : Quelle chance !なんてラッキー!」

parure♀装い」
science♀科学・教養・学識」
beauté♀美」
arme♀武器」
modestie♀謙虚さ」
élégance♀優雅さ」

 

« Rien ne rend une femme aussi vieille que d’essayer désespérément de paraître jeune.»

『必死に若く見せようとするほど、女性を老けさせるものはないわよ。』

厳しい…。

この「A rendre B+属詞」は便利。「AがBを〇〇な状態にする」の意。

Ex. : Ça me rend malade !「もうイヤになるよ!」

Rien ne…「何も…ない」
vieux/vieille「年老いた」
essayer de +inf.〜しようと試みる」
désespérément「死に物狂いで」
paraître + 属詞「〜のように見える」

 

« Si une femme est mal habillée, on remarque sa robe, mais si elle est impeccablement vêtue, c’est elle que l’on remarque. »

『もし女性が下手な着こなしをしていたら、服の方が目立ってしまうの。でも完璧に着こなしていたら、その彼女自身に目がいくものよ。』

 ほー。プロは目のつけ所がちがいます。

mal下手に」
habillé 「服を着た」
remarquer〜に注目する」
robe♀ワンピース・ドレス」
impeccablement「非の打ち所なく」
vêtu 「身なりをしている」   

 

« On peut vous aimer malgré de grands défauts mais vous haïr pour de vraies qualités ou de grandes vertus. »

『あなたが大きな欠点を持っていても、人はあなたを愛せる。けれど、あなたが持つ本当の素質や美徳に対しては、人はあなたを憎むものよ。』

 これぞ、ジャルージー!

複数形の形容詞が名詞の前にある場合 de grandes défauts のように、冠詞 desde に変わるのが基本です。(ただし会話では変化させないケースもあり)

défaut♂欠点」  
haïr憎む・嫌う」
qualité♀長所・美点」
vertu♀美徳」

 

« Le visage est un miroir où se reflètent les mouvements de la vie intérieure: accordez-lui beaucoup de soins. »

『顔は、精神面の様子が反映する鏡よ。しっかり大切にケアなさい。』

このは場所を示す語の関係代名詞。先行詞は un miroir.   

visage♂顔・顔つき」
miroir「♂鏡」
se refléter「反映される」
mouvement♂動き」
intérieur(e)内の」
accorder qch à qn〜に〜を認めて与える」
soin♂お手入れ」

 

おわりに

彼女の名言は「ほんとその通りよ!」と叫びたくなるものばかり。女性として忘れてはならない大切なポイント満載なので、ときどき読み返しては良い戒めになります。

今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございます。みなさんがこの『ココシャネルの名言』で、フラ語やっぱり好きだ!と感じていただけたら幸いです。

それでは、また次回♪

参考・Citation célèbre de Coco Chanel Le Parisien

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