「自分を好き」であることは、心地よく生きるために大切なことです。
それが分かっていても「どうすればいいのか分からない」、色々なメトッドがあるけど「なかなか実践できない」というのが本音。
自分の思考パターンをかえるのは大変なことです。
脳ミソの柔らかい幼少の頃から形成してきた思考スタイルを、大人になった今、1日や2日で変えられるはずはありません。
でも、やってみないと、絶対に変わらない。
自分を愛せないと、他人も愛せない。
自分を大切にできないと、他人も大切にはできない。
おまけに「自信がない」につながってしまい、出せる好結果も出せなくなってしまいます。
「自分を好きになる」ためにトレーニングすることは、決して時間のムダではないと思います。
1日のうち少し時間をとって、実践あるのみ。
ここでは、例の超ポジティブ友人のソニアから学んだ、3つのトレーニングを紹介します。
Table des matière
1・自分とおしゃべりする
ヘコんだり、落ち着かないとき、イライライしてるときに、わざと自分とおしゃべりします。
話しかけるときは、大切な誰かとしゃべる時のように、自分に話しかけます。キライな相手としゃべる時のように話しかけないこと。
自分に話しかけることに慣れていない場合は、慣れるまではちゃんと声にだして話かけます。これは、私のように独り言のクセがある人には、とりわけ簡単です。
そのうち慣れるので、イライラした時などにわざわざ1人になる場所をさがさなくても、現場で自分の中でしゃべれるようになります。
「どうしたん?」「どんな気分?」「なんでそんな気分?」「君の気持ちがラクになる為に、私に何ができる?」などなど… なるたけ第三者視点で自分に話しかけます。弱って自分を頼ってくる小さな子供をはげますように。
この「自分に話しかける」は習慣化してしまうといいです。自分から逃げず、自分を直視するトレーニングにもなります。
2・自己批判する自分を無視する
自分をネガティヴ評価しはじめたら、ポジティブ評価におきかえます。
ポジティブ評価なんて難しい、と思うかもしれませんが、案外簡単にできます。慣れの問題です。
だいたいネガティブ評価は、些細なコトからのこじつけで出来ているので、ポジティブ評価も、些細なコトからのこじつけでできます。
ポジティブ評価の理屈が通ってなくてもいいんです。とにかく、こじつけます。
自分の行為を反省するときは「分析」します。
「やっぱり、私は最低。私はダメすぎる。」といった、主観に染まりきった表現が頭に浮かび始めたら、無視。大事なのはここから前進すること。
なので、実際に自分がとった行動、起こった結果だけを冷静に客観視します。
「ここで~した。なのでこうなった。」そして最後を「次はこう行動しよう、こう言おう!」と生産的に締めくくること。
ソニアいわく「あの時なんで … 」「〇〇してれば …」の後悔は、意味ないどころか、しないほうがマシ、と断言していました。
3・何かをする度に「自分をほめる」
「自分を愛す」ことができていないと「自信がない」に簡単につながってしまいます。
自分のなかでは「自分が本当にしたいこと、必要なこと」が分かっていても、その「自信がない」というイジワルな声のせいで、身動きがとれなくなってしまいます。
環境の変化が苦手になったり、自分の能力を疑いだしたり、ネガティブ発想まっしぐらになったり。
「自分を好き」になるためには、「自分をほめる」ことを習慣にします。
日常の些細な行動、トイレ掃除をしっかりした、料理を作ってみた、誰かに「元気か?」とメールを送ってみた、まずは、どんな小さなコトでもいいから、行動したワタシをいちいち褒めます。
「そんなん褒めるに値しない、アホらしい。」とかいうイジワルなワタシの声は無視です。
「ようやった!」
こうして、行動した自分をほめるクセをつけていきます。
「自分を愛す」には「行動」が入ったほうが早く習得できます。
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この3つの行動「自分とおしゃべりする」「イジワルなワタシを無視する」「自分を褒めてやる」が習慣化できると、あとあと自分の「負の感情」を飼いならす支えにもなります。要は、パニックになってる自分を客観視できることです。
以前は、カッとなった時や過度の緊張下にある時、自分でもビックリするくらい、自己制御不能になって負のエネルギー放出して自爆してた「ワタシ」がいたのですが、だいぶ「ワタシ」を扱いやすくなりました。
長年かけて構築してきたものは、なかなかすぐには変えられません。
日常、なにか自分が行動を起こすたびに「自分をほめる」を忘れないように!