みなさん、こんにちは。
今日はフランス語の会話でつかわれる【ラテン語】です。
ラテン語といっても、もちろんフランス語風に発音するのですが、
音の並びが独特なのか、一度聞くとすごく耳に残る言葉が多いです。
今回は日常に使われることの多い、知っていると便利なラテン語をいくつか紹介します。
それではどうぞ、ごらんください♪
Table des matière
フランス語会話に便利な「ラテン語」
Alter ego
アルテーれゴ / 名詞
「分身・自分の代わりになれる誰か」の意。
tu peux faire confiance à Luca. Il est mon alter ego.
ルカを信用して大丈夫。僕の分身だから。
A priori
アプりオり/ 副詞
「分析や観察なしに一見したところでは」の意。
名詞として « avoir des a priori sur » で「~に関して先入観がある」としても使えます 。
反対語は « A posteriori » アポステりオり。
Je n’ai pas d’a priori contre les séries américaines, mais il n’y en pas beaucoup qui m’intéressent.
アメリカのドラマに偏見があるわけではないけど、あんまり興味そそられるものがないんだよね。
A posteriori
アポステりオり
「実証、経験に基づくと」の意。
反対は a priori。
A posteriori, je peux te dire qu’il n’était pas la bonne personne pour ce projet.
結果から判断して、彼はこの計画に適した人材じゃなかったようだね。
Bis
ビス / 名詞
「もう一曲」 日本語で言うアンコールのこと。
J’ai joué deux bis.
アンコールに2曲弾いた。
住所の番地に bis が付いている時もあります。
45 bis だと「45番地の2」、45 ter だと「45番地の3」です。
Carpe diem
カるペディエム
「今のこの瞬間を楽しみなさい」の意。
君の人生なんだから… が口癖の仏人が好きそうな言葉。
綺麗な言葉ですね。
Curriculum vitæ
カりキュロムヴィテ / 名詞
「履歴書」のこと。
略して CV (セーヴェー)と言うことの方が多い。
de facto
デファクト
「事実上の」en fait/ en réalité
C’est lui, le chef de facto.
事実上のトップは彼だよ。
Duplicatas
デュプリカタ / 名詞
「複写・謄本」要するにコピーのこと。
行政関係の手紙で良く目にする言葉。
Et cetera
エトゥセテら
「その他」略すと « etc. » と表記されます。
会話でも「…などなど」といった感じでエトセテラは使えます。
Forum
フォろム / 名詞
「フォーラム」のこと。
ネットの質問掲示板フォーラムのことも指せます。
Gratis
グラチス
「無料・タダ」gratuit / gratuitement のこと。
形容詞、副詞として使えます。
Grosso modo
グろソモド / 副詞
「大まかに」en gros 。
Grosso modo, il me doit 5000 euros.
ざっと5000ユーロ彼に貸してるんだ。
Mea culpa
メアキュルパ
「自分の過ちを認めること」名詞。
Pardonne-lui. Il a fait son mea culpa.
許してやれよ、彼も自分の過ち認めたんだから。
Maximum / Minimum
マクシモム/ミニモム
「最大限・最小限」形容詞・男性名詞。
Il y avait 50 personnes au minimum.
最低でも50人は居たよ。
Recto-verso
れクト ヴェるソ
「表裏・両面」le recto が表、le verso が裏。
imprimer en recto verso
両面に印刷する
Vice versa
ヴィスヴェるサ
「その逆もしかり」の意。
Quand il travaille toute la journée, c’est moi qui fais la cuisine, et vice versa.
彼が一日中仕事の時は私が料理するし、またその逆の時もあるわね。
おわりに
知っておくと便利な表現がけっこうあります。vice versa なんてその代表。マキシモム、ミニモムなどは、日本語でも使われていて馴染みのある言葉なので、使いやすいかと思います。その他にも好きな単語を1つ2つ覚えて、ぜひフランス語会話でも使ってみてくださいね!