仏映画【ムッシュとマドモアゼル】感想レビュー

みなさん、こんにちは。

今日はベルモンド主演の映画【ムッシュとマドモアゼル】の感想です。

 

スタントを自身でこなす、華麗なるベルモンドを堪能できます。

クラシックなフレンチコメディ要素がしっかり効いているので、ムフッと笑いたい時に気軽に観れる作品。

 

作品情報

【ムッシュとマドモアゼル】

原題  « L’animal »
監督 クロード・ジディ
出演 ジャン=ポール・ベルモンド
           ラクエル・ウェルチ

公開年  1977年
上映時間 100分
ジャンル コメディ

あらすじ結末

スタントマンのミシェル (マイク) は、またもスタントに失敗し、同職でフィアンセのジェーンとともに病院に運ばれる。愛想をつかせたジェーンは、マイクとの結婚を破棄して去っていく。仕事の依頼もなくなったマイクは、着ぐるみのバイトをしたり、身体が不自由なふりして手当て金をもらって生活している。

そんな折、ホモセクシャルで人気アクション俳優のブルーノが、映画撮影のためにパリにいた。映画プロダクションのスタニスラスは、高所恐怖症のブルーノに替えて、マイクにスタント依頼をする。マイクは自分のパートナーにジェーンを売り込もうと考え、ある夜、彼女の元を訪れる。しかし丁度その夜は、彼女とサンプリ伯爵との婚約パーティーだった。驚いたマイクは夜会をひっくり返して、ジェーンを奪い去る。

ふたりは一緒に仕事を再開する。ホモのブルーノはマイクにぞっこんになる。撮影も終盤のある日、飛行機でのアクロバット撮影にて、ブルーノのフリして華麗なるスタントをやってのけたマイクだが、またしても最後で失敗。ブルーノが替え玉だったのが公になる失態をおかす。心底呆れ果てたジェーンは、迎えに来た伯爵と共に去ってゆく。

ジェーンと伯爵の結婚式当日、またしてもゴリラに扮したマイクが登場。式をブチこわしてジェーンを奪い、結局ふたり仲良くその場を立ち去る。

感想

ベルモンドの華麗な軽い身のこなしが、そこら中で堪能できます。スタントを自身でこなすことを好んだ、彼の為の作品という感じ。飛んでいる飛行機の背中に乗り移る場面なんて、ハラハラしながら思わず見入ってしまいました。まさしく体を張った演技です。

ベルモンドは一人二役するのですが、彼がホモの役者を演じている時は、可笑しいぐらいに似合っており、個人的には観ていて一番楽しい時間でした。逆に残念だったのは、セクシー美女ラクエル・ウェルチが、ベルモンドの相方としてイメージがそぐわず、始終違和感を感じたこと。それを除いては、バカバカしくも、とても感じの良いコメディに仕上がっていたと思います。

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