スーパーで初めて見つけて買った、イタリア産の水牛バター。
水牛ミルクといえばモツァレラで有名です。そのミルクから作られたバターとやらを入手しました。
パッケージには『繊細なお味』とあります。
さてさて、そのお味とは?
水牛バターと牛バターを比べてみた
上が水牛バター、下が普通の牛バター
水牛バターの色は「真っ白」。牛バターよりも、味も匂いも薄くて軽い。牛バターのほうが生臭く感じるので、あっさり系のバターが好きな人には水牛バターは良さそうです。
薄味のパンやクラッカーに乗せて、ヘーゼルナッツのような風味を感じながら味わうタイプ。味の濃いものと一緒に食べると、繊細な風味はどっかに行ってしまいます。つまり、牛バターのような少量で濃厚なコクと風味を期待してはダメで、有塩バター派の人には物足りないバターかとは思います。
ただ、水牛乳は牛乳よりも搾取量が断然少なく、値段も4倍ちかく高価なこともあって、バター生産量も当然少ないです。そして、搾取された水牛乳の97%はモツァレラに使われてしまうそう。そりゃ、水牛バターは珍しいわけです。
もの珍しさから、水牛バターに挑戦しましたが、はっきりしたコクと風味が好きな私には、ちょっともの足りない味でした。牛バターの方が少量でコクが感じられます。水牛乳の風味を味わいたいならば、バターよりもモツァレラのほうが、風味をしっかり味わえると思いました。