ここ数年、フランスでもすごいスニーカーブームが続いています。
もちろん革靴も定番ではありますが、ショッピングセンターではスニーカーを専門に扱ったお店が増えてきています。
職種にもよりますが、フランスはジーンズなど、ラフな格好で仕事に行くことができる環境が多いので、老若男女を問わずスニーカーは大人気。
昔はスニーカーなんてと見向きもしなかった私も気になり始めました。けど今のスニーカー、結構いい値段するんですね。このモデルいいな!と思ったら2万円近くするとかザラ。
ケチな私は、靴の裏が減ってきたら革靴みたいにはそう簡単に張り替えられないよな…と思うと、どうもコスパが悪いような気がします。
もちろん3千円くらいのものを頻回に履き潰すという方法もありますが、デザインや質感が気に入らなかったり、ツブれるのが早かったり。
ある程度の耐久性と美を求めると値段が上がる。
でもやっぱりスニーカーは歩くのがラクだし、意外とオシャレもできるし便利。ブームに乗って私も一足、目をつけてあります。もちろん購入は夏のセール待ち。それでは、フランスのスニーカー事情を見てみましょう。
フランスのスニーカーブームについて
おしゃれなスニーカーがやけに豊富になってきたなと、さすがに鈍感な私でも感じはじめたのが5年くらい前。
その頃よく目についたのが、フィリップ・モデル等のデザインにすぐれたモデルたち。
素材も高級なものが使われていたりとファッション性に富んでいます。
ここでスニーカーは、「ズック!スポーツ用!」みたいな私の古い固定観念はみごと覆されました。
今や、こんなにオシャレなのか?とびっくり。もちろん、値段にもびっくりです。
と同時にスポーツシューズブランドたちの頑張りも目立ちます。
そして、2017年にはフランスの靴マーケットの半分近くをスニーカーが占めていたそう。すごい人気です。
人気のブランドは アディダス
まずはここ3年トップはアディダス。モデル・スタンスミスは本当によく見ますね。
フランスのティーンエイジャーたちはほとんどコレ、と言っても過言ではないような。そのあとナイキ, プーマ, リーボック, ニューバランスと続きます。ニューバランスは年配の方もよく履いてます。
そういえば、コンバースなどのキャンバス地のスニーカーは、心なし減ったような気がします。もっともコンバースには、一足を長年大切に育てていくというような、根強いファンがいるようです。手入れがそれなりに大変だろうけど、履き込んだ風合いを大事にするってのは素敵です。
人気の色は白
この2019年の冬からダントツ白です。
冬でも白スニーカーの人たちをそこらで見かけました。それもゴチャゴチャした装飾のない単純なモデルの白!靴紐も白!素材は様々ですが、店頭では革のものをよく見かけます。
そして黒、青、グレーなど。昨年は黒が人気だったようです。黒ってどんなタイプの靴でも印象がどうしても似通ってくるし、こっちの人たちはキホン黒っぽい色ばっかり身につけるので、ちょっと個性に欠けますね。汚れも目立ちにくいし、便利な色だけど面白くないです。
人気のタイプはローカット
一番の人気は、ローカット。ハイカットやミディ、底の厚いプラットフォームよりもローカットが人気。
若い人は、ローカット用の靴下を履いて、くるぶしを見せてはく人が多いです。
特に女性はパンツ裾と靴の合間に足首を見せるファッションをするのが定番。
基本パンプスとかローファーを素足で履ける人たちなので (もちろん靴下必須の人もいます)、中にはスニーカーに靴下は履かないよ、という人もいるかもしれないですね。
まとめ
シンプルな白のスニーカーは、何にでも合わせられるのでけっこう重宝します。唯一の難点は汚れが目立ちだすと、オシャレ感が一変に半減してしまうこと。あるいみ贅沢なアイテムですね。
お手入れは面倒かもしれませんが、一足あるとオシャレに使いまわせる便利な白スニーカー。意外とスカートにも合うし、今年はちょっと取り入れてみてはどうでしょう。私も一足、目をつけてあります。もちろん夏のセール待ちです。